功刀 達朗(くぬぎ たつろう)
国連大学高等研究所客員教授、元国連事務次長補
東京大学教養学部中退、コーネル大学MA、コロンビア大学PhD、ハーグ国際法アカデミーDiploma。国連法務部、中東PKOを経て、外務省ジュネーブ代表部公使、フランクフルト総領事等を歴任。1984-90年は国連事務次長補 (Assistant Secretary General)。カンボジア人道援助担当事務総長特別代表と国連人口基金事務局次長を各3年務めた。国際的な舞台で活躍してきた経験を活かし1990‐2004年に国際基督教大学教授、その後同大学21世紀COE客員教授となる。
現在は、国連大学高等研究所客員教授、国際協力研究会共同代表、日本国際連合協会理事、国際基督教大学社会科学研究所顧問。
従来よりNGOが社会の中で果たす役割に注目しており、国際協力NGOとして新たな地平を切り開く当団体の可能性に期待して、平成25年11月より当団体顧問に就任。
また、日本国際連合協会理事として、日中韓三国の国連協会が2010年から毎年共催する大学生の「日中韓ユース・フォーラム」の企画・運営に携わるなど、国際社会でこれから活躍する若者の支援を意欲的に行っている。
下記編著にある『国際NGOが世界を変える』のコラムの中で強調している次の言葉は、しばしば引用されている。「一般に、他者を変えたり過去を変えようとすることは問題と困難があるが、努力すれば自分を変えることは出来るし、皆と共により良き未来を構想し共創することは出来る。」
◎最近の編著
『国際協力―国連新時代と日本の役割』サイマル出版 1995
『新しい国連に向けての提言』 PHP総研 1996
『国際NGOが世界を変える』東信堂 2006
『社会的責任の時代―企業・市民社会・国連のシナジー』東信堂 2008