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「感想文というより反省文」
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「感想文というより反省文」

2012年3月9日 8:59 AM

【滞在期間】2012年2月20日~2012年2月26日 【総評】満足 【プロフィール】男性


(1)参加動機

 私がこのプログラムに参加した理由は、自分とまったく違う環境に育っている子どもとの関わりを 通して自分が知っている「世界」という枠を広げることで、より多くの文化・環境を受容できるような人間になりたかったからです。また、本プログラムと3月に参加するカナダプログラムとを比較し、そのギャップについて自分がこれまでに経営学部で身に付けた視点から考察することも目的としてありました。これは、今私自身企業のCSRに興味があるからであり、今回の経験から今後ますます活発になっていくであろう企業の社会貢献活動の新しい可能性と将来の自分に対しての一助になるのではとの気持ちから意識するようになりました。そして、何よりも英語でしかも子ども相手に自らがどれだけのことを出来るのかという、今考えると非常に自分本位な思いも理由としてありました。

 

(2)参加した感想

純粋に感想というものを聞かれると「情けな い」の一言にしかな りません。参加会員がプログラムの最後に感想を書く連絡ノートにも、自分が何を書けばいいのかという整理が追い付かずに結局何も書けませんでした。ようやく 帰りの飛行機において、感じていた自分へのわだかまりや、漠然と広がっていたやりきれなさみたいなものが反省点という極単純な形式ながら文章として消化で きました。だから、ここでは短いながらそれを書かせていただきたいと思います。

 まず、初日にマスターから「ここはキッズケアの施設 だが、君は何ができて子どもたちに何をしてあげたいんだ?」と聞かれた瞬間、はっとして自分は本来ここにいる資格はないと思いました。なぜなら、そこは当たり前ですがキッズケアのプログラムであり自己啓発のプログラムではないからです。別にそれに参加する目的が自己啓発ではいけないということではないと私は 思います。しかし自己啓発が目的であれ、それを達成するためにはそのプログラムの成し遂げることが条件であり、そのためにはプログラムを成し遂げるための ビジョンというものを当然持ってなければいけないのです。つまりどんな参加目的にしろ、全ては「子どものために何ができるか?」という目的と同義になる、というよりむしろそちらの方に収斂されるはずなのです。それなのに私は(1)で書いた参加動機を動機づけたことで満足してしまいそんな基本的なことも確認せずに現地に入ってしまいました。そして、初日にマスターから自分の準備・意識の足りなさを指摘され、初めてそのことに気付いたのです。その後、1週間を通してずっと「自分ができること」に ついて考えていました。しかし、今振り返るとそれ は「子どもたちのために自分は何ができるか?」と考えていたのではなく「自分は子どもたちのために何ができるか?」と考えていたのであり、細かいニュアンスの 違いではありますが、結局私は自分本位の視点でずっと思案していたのだと反省しています。だからこそ、色々と浮かんだアイデアもどこかずれていて、つまるところ独りよがり気味のものとなってしまったのだと 思います。また、そのような思考態度がいつの間にか振る舞いにも滲み出ていたのか、結局最後まで上手にコミット出来なかったのも大きな反省点であります。 他にも反省点はたくさんありますが、あまりつらつらと書いていても仕様がないのでこの辺にしておきたいと思います。

 

 

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

私はプログラムの 終盤辺りから「自分が現地に来るよりこのプログラムに参加するのにかかった お金を全額寄付した方が遥かに子どもたちのためになったのでは?」とずっと考えていました。しかし、そんなことを思ってしまったら自分も子どもたちもどっちも 救われません。今回のプログラムでは、常にhappy kidsの メンバーや現地の人が協力してくれていてはっきりいってボランティアをしたなんて胸を張って言えません。もちろん行く前はボランティアをしにいくつもり だったし、行っている最中もボランティアをしに自分はここに来ているんだと言い聞かせていました。しかし今では、もしかしたら私は本当にただ単に自己啓発をしに行っただけではないかとさえ思ってしまいます。でも、それならそれで開き直ろうかなと今は思っています。日々の中では、ボーっとしていても上手くいく時もあれば、一生懸命やっても上手くいかないときだってあります。今回はきっと上手くいかない回だったのだと思います。客観的に見られてしまうと一生懸命だったかどうかについては自信がありませんが、少なくとも主観的にはプログラムに参加していた自分は1週間精一杯やっていたと信じています。だから、いつまでもくよくよせず、この1週間で身に付けた経験をもとに大学で心を入れ替えて学び、将来経営学部の立場、というよりビジネスの立場から世界で起きている様々な問題を解決しつつビジネスとしても成り立つようなモデルをどんどん考案したいと思っています。そうすることによって初めて私が本プログラムに参加した意義というのが出てくるのではなだろうかと思っています。1週 間様々な人にとてもお世話になり、また時には多大な迷惑をかけてしまいました。マスターは常に様々なジャンルについて経験と考察に基づく深いお話をしてく ださいました。その多くは自分の認識していなかったこと でありたくさんの新しい視座を与えてくれました。また、さりげないところで大変気を配ってくださりそのギャップに少しキュンとしました(笑)。これからは マスターに教えていただいたことを自分なりに消化しつつ心を改めて更なる成長をし、 母の期待を遥かに上回るようなオンリーワンの立派な男になりたいと思います。本当にありがとうございました。Happy kidsのメンバーをはじめとした現地の方々には、私達がボランティア出来るようにいつも気を配ってくれ本当に私は彼らにボランティアされっぱなしでした。自分からは何もgiveすることが出来ず本当に申し訳なく思っていると同時に心の底から感謝しています。本当にありがとうございました。一緒にプログラムに参加したゆりな、とも、さとる、ゆうすけ、まいの5人にも本当にお世話になりました。私は2日目から副長老と呼ばれていたけれど実際には何も出来なく他のメンバーに助けられてばかりでした。特に長老であったゆりなには本当に世話になったし迷惑をか けたと思っています。自分が入ったことで定着しつつあった彼女のその場での役割が変化し、そのことによって彼女をとても悩ましてしまったのではないかと思ってしかたありませ ん。本当に申し訳なかったと思っています。しかし、私自身はこのメンバーでやれたことはとても良かったと思っています。 本当にありがとう。

結局拙い文章を長いこと書いてしまいましたが、今回の経験を活かし3月のカナダプログラムでは「ボランティアをしてきた」と心から言えるようにしたいです。私の好きな漫画に「未完成こそが若者の武器」という台詞が出てきますが、明日からまた気持ちを新たにその武器を携えて、果てのないであろう自らの完成へと邁進していきたいと思います。ありがとうございました。