2012年3月30日 10:08 AM
【滞在期間】2012年3月14日~3月22日 【総評】満足 【性別】女性 【ネーム】田中 絢子
(1)参加動機
外国の教育や文化に興味があり、このボランティアでは日本語の授業や日本文化を伝えるプログラムが組まれていたことや、海外で多くの人やモノに触れることで自分自身の感性や、考え方を広げることができると感じたことから、このボランティアに参加しました。
(2)参加した感想
今回、私は初めて海外ボランティアに参加しました。国内でのボランティアや旅行だけでは気づけないことに気づけたり、自分自身を客観視できると考えたからです。私の中では、たった4泊5日がとてつもなく早く過ぎ、1か月も2か月も長く感じました。
ボランティアというものの、私たちは2日目のペンキ塗りと3日目のチャイルドケアセンターでの活動をしただけで、山岳民族の村へのトレッキングに行きました。私の中での疑問は時間が経つごとに大きくなります。「私は何をしにきたの」「何を学んだらいいの」。村では完全な 「お客さん」状態でした。不安になった私は、一緒に行った友達に私の心の中の疑問をぶつけました。「ボランティアなのにただ待ってるだけ。言葉も通じないから何もできない。頭とか鼻の単語教えられても意味ない。私、何をしに来たのかな。」すると、「目でも鼻でも、外国の人が使ってくれたら、自分だったらうれしいで」と言ってくれた。そしてその子は、山岳民族の人のところで鼻を押さえながら「ナメ」といった 。山岳民族の人は、いろんな箇所の言い方を教えてくれました。
また、別の友達は、「お手伝いさせてください」がわからないから、山岳民族のお母さんについて行ったら仕事を与えてくれたと教えてくれました。
山岳民族から、必要な時に必要な量だけ消費したり、いま「ある」ことに感謝したりする「もったいない」の心や思いやりを教えられた。 見ている物事のすべてが現実だと思うと、不思議な気分になったけど、タイにはタイの、日本には日本のリズムがある中で自然や文化を大切にしたいと感じました。
そして、施設で一緒に過ごした外国の人たちからは、他人を知ろうとすることの大事さに気づかされました。他人を知ろうとする行為には、自分から話しかけること、関わっていくことはもちろん、英語などを勉強していたり、相手のペースに合わせていくこと、発言・要求することも必要だと思いました。
山岳民族の置かれている状況、自然、生き物、「もったいない」の心、贅沢しない贅沢な暮らし、笑顔、やってみること、一生経験、ほうれんそうゲーム、言葉の通じない悔しさ、感謝する気持ち、共存、いまここ、おもいやり、支えあい、関わること、、、、タイの山岳民族の人たちだけでなく、一緒に過ごした仲間、友達、スタッフさん、他国の人たち、物、自然、風景からたくさんのことを学びました。自分がどれだけ学べて、感じ取れたのかはわからないけど、思い返すとたくさんたくさん出てきます。
「人間は関わることで深まる」。私の中で最も強く思ったことです。自分から関わることで知ることがたくさんありました。
本当にこのボランティアに参加してよかった、本当に良かったと思えました。自分の糧になりました。
(3)今後この経験をどのように活かしたいか
自分が感じたもの、じぶんが見たものすべてが自分を作ってくれていると思いました。そのことを友達とシェアしたり、もっとたくさんの場所に行ってみたりしたいと思いました。自分の興味の幅も広がり、色んな角度から物を見たいと思いました。
自分の夢である小学校の先生になった時に、こんなことがあるよとかこんなことがあったと話したり、自分の経験を伝えたりしたいです。