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国際協力用語集ワード詳細

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ケイパビリティ
capability

選択の幅や自由度を含む個人の潜在能力のことです。

アマルティア・センによって提唱された概念で、不平等や貧困、生活の質を判断する際の基準の一つとされています。

センは、人びとの生活は様々な機能・行いの集合であると考えました。そして、人びとがろりうる機能・行いを総体としてとらえたのがケイパビリティであるとしています。つまり、ある人が何か行う時にどれだけ実質的な選択肢があるかという点が、貧困や生活の質を図る指標の一つとなると主張したのです。

生活の質を表す基準として一般的に用いられるのは財・サービスの消費量ですが、それはよりよい生活を実現するための手段にすぎないといいます。その手段を用いて様々な行動を達成する能力は人によって異なっています。このケイパビリティを向上させるためには教育やより広範な選択肢を与える環境の実現が必要であると考えられます。

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