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国際協力用語集ワード詳細

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相対的貧困
relative poverty

各国の平均的な生活水準に至らない状況で生活する人たちの層を指します。

相対的貧困とはその国における等価可処分所得の中央値である50%以下の生活水準で生活する人たちの層を指しています。この言葉は、主に日本を含めた先進国における経済の貧困格差を表す言葉となっています。

対となる言葉が絶対的貧困ですが、この言葉の定義は主に発展途上国の貧困の度合いを示すものとして用いいられることがほとんどです。これらの絶対的貧困に陥る人達は、人が人として生活するための基本的な物が明確に欠落しているために、その貧困の度合いが明確であり、具体的に必要な住居や医療などの必要な支援が見えやすいものとなっています。他方で相対的貧困は、その現実の状況などが表面からは非常に見えづらく、各々の抱えている問題に対する具体的な支援も行いづらいというのが大きな問題であり、課題となっています。例えば今私達が暮らしている日本の社会は、世界の中でも先進国であり、比較的豊かな国と言われています。しかし、そんな私達の社会の中にも、これらの相対的な貧困は多く存在しており、決して海の向こうの遠い国の話ではありません。日本国内を例に取ってみると、私達国民一人あたりの平均年間所得は2012年の統計では275万円となっており、先進国の中でも高い水準となっています。しかし、これらの高い給与水準にも関わらず、2012年の時点で日本国内の相対的貧困率は16.1%と、先進国の中でも高い割合となっています。そしてこれらの貧困率の中に17歳以下の子供を含めれば、その数値は16.3%となり、先進国諸国のなかでも非常に高い相対的貧困率の割合にあることが、数値にして理解できます。この数字は、日本人の子供の中で六人に一人が貧困に瀕しているという数字となり、決して看過できない数字でしょう。そしてより良い日本の社会の実現のためには、これらの子供を含む、見えづらい貧困の可視化と共有化を勧め、私達が住むコミュニティ、そして行政や国から具体的な支援を行なうことが、より良い日本社会の実現の為には必要不可欠といえることでしょう。

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