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国際協力用語集ワード詳細

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テロリズム
terrorism

政治的な意見を通すために、暴力や脅威を手段に用いることです。

テロリズムは政治的な意見を通すために、暴力や脅威を手段に用いることです。恐怖政治もテロリズムと表現される事もあります。日本では略してテロと呼ぶ事も多く、テロリズムで引き起こされた事件をテロ事件と呼ぶ事も多いです。ただしテロリズムの定義に関しては非常に多くの解釈が行われておりその数は100を超えているとも言われています。

言葉としてのテロリズムが使われ始めたのはフランス革命でした。フランス革命で行われた9月虐殺がきっかけと言われています。ただし同様の虐殺等はフランス革命以前でも多くありました。単純にテロリズムを表す言葉が無かっただけです。歴史的にもテロリズムは古くから行われており、例えばローマ帝国から独立をしようとした党派がテロ行為を行っています。カエサルの暗殺事件もテロと呼ばれる事が多いです。近代になると恐怖政治や、第一次世界大戦を起こすきっかけとなったサラエボ事件等が挙げられます。国家レベルのテロリズムに関してですが、権力者が自らの国の人間を恐怖によって支配をする恐怖政治等、国家が他国に対して行うことがあります。グループによって行われる物もありますが、逆に個人によって単独で行うケースも珍しくはありません。単独でテロを行う人間はローンウルフという名称が付けられています。テロリズムの方法も様々ですが、古来よりあったのは暗殺や誘拐です。爆弾を使って爆発を起こし人を巻き込む自爆テロもあります。病原菌を利用する物はバイオテロ、21世紀になるとコンピューターによるネットワークを利用した攻撃を行うサイバーテロが増加しています。動機も個々によって様々であり、政治的な主張を通す為に行うケースや、宗教的な主張を通すため、あるいは経済的な貧困が背景にある貧困テロ等もあります。

第二次世界大戦後、日本でも多くのテロリズムによる事件が起きました。1970年代には日本赤軍や赤い旅団や、東アジア反日武装戦線狼による連続企業爆破事件が起きています。テロリストに対向する方法は専門家や立場によって大きく異なり、様々な意見が出されているのです。例えばテロリストがテロを起こす原因を探り原因を取り除く方法が挙げらます。貧困テロに対向するならば援助を行ったり、医療機関が無い場合は医療制度や機関を提供する方法があります。他にも対話を中心にして説得を試むケースも挙げられます。テロリストに関しては利益を与えない事を意識し、被害を最小限にする方法等もあります。

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