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国際協力用語集ワード詳細

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地球環境問題
global issues

世界的な環境に関する問題事項を指します。

地球環境問題とは一言で言うと、世界的な環境に関する問題事項をさします。地球温暖化やオゾン層破壊、酸性雨などよくニュースで耳にする言葉です。そして現実問題として、すでに影響は出てきています。

地球環境問題として1番大きいのは、地球温暖化だと言われてます。地球の大気には二酸化炭素やメタンといった温室効果ガスが含まれています。太陽から放射された光エネルギーは大気を通って地表に届き、地表を暖め、その熱が赤外線となって再び宇宙へと放射されます。赤外線の1部は大気中の温室効果ガスに吸収されて蓄熱し、地表面を平均14~15℃の適温に保っています。しかし、18世紀以降産業化の進展に伴い、化石燃料を大量消費したため、大気中の温室効果ガスの濃度が上昇し、大気中に蓄熱されるエネルギーが増加して地表温度が上昇を続けているのです。これが問題となっている地球温暖化です。大気中の二酸化炭素濃度は産業革命前の280ppmから380ppmに達しており、このまま二酸化炭素の放出が続くと、21世紀末には世界で平均2.4~6.4℃気温が上昇すると予測されています。また、海水面も21世紀末までに約18~59センチ上昇すると予測されています。

このような地球環境問題に対して、世界では様々な対策をとっています。1992年に気候変動枠組み条約が締結されました。この内容は、地球温暖化防止のための温室効果ガスの安定化・削減で、先進国は温室効果ガス排出量を90年代末までに90年水準にもどることを目指し、開発途上国に対して排出抑制のための技術移転・資金協力も内容に含まれています。1997年には京都会議で炭素排出の削減目標が決定されました。2005年には京都議定書が採択され、これは初めての法的拘束力を持つものです。温室効果ガスの排出削減目標を定めています。55カ国以上の批准、批准先進国の二酸化炭素排出量が全先進国の二酸化炭素排出量の55パーセント以上になることが発効条件となっています。

他国では、環境税(炭素税)というものを導入しているところがあります。環境に悪影響を及ぼすものや行為に対して税金をかけることで、消費を減らそうというものです。世界で初めて導入したのがフィンランドで、そのほかにもスウェーデンやノルウェー、ドイツ、イギリスなどで導入されています。そして今後も導入する予定の国が増えています。地球環境問題は、世界全体で取り組まなければなりません。

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