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国際協力用語集ワード詳細

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グローバルコンパクト
United Nations Global Compact / UNGC

国連事務総長室の傘下に置かれている、政府、企業、教育機関、NGO、個人など様々な国連諸機関と連携するネットワーク型の組織です。

グローバル化が急速に進む中で浮上した問題点に対して、国家や国家機関だけでは解決が困難なことも増えてきたため、それらの問題解決を目的として設置されました。

グローバルコンパクトは、1999年の世界経済フォーラムにおいて、当時の国連事務総長であったコフィー・アナン氏が提唱しました。企業を中心とした様々な団体や個人が、責任ある創造的なリーダーシップを発揮し、自発的に参加することによって、持続可能な世界の枠組み作りの実現が期待されています。グローバルコンパクトは世界的に採択・合意された普遍的な価値として4分野10原則を設け、各企業が影響の及ぶ範囲で実行することを求めています。その分野および原則とは、人権分野においては人権擁護の支持と尊重、人権侵害への非加担の2原則、労働分野においては組合結成と団体交渉権の実効化、強制労働の排除、児童労働の実効的な排除、雇用と職業の差別撤廃の4原則、環境分野においては環境問題の予防的アプローチ、環境に対する責任のイニシアティブ、環境にやさしい技術の開発と普及の3原則、腐敗防止分野においては強要・賄賂等の腐敗防止の取り組みという1原則という、合計10原則で成り立っています。グローバルコンパクトに賛同する企業は、上記の10原則を実現するために継続的な努力をしています。

グローバルコンパクトに賛同することによる企業のメリットとしては、より高いレベルでの経営が実現できること、国際社会へのアピールができること、社内のCSR(企業の社会的責任)推進、グローバルコンパクトのウェブサイトや交流会を通じての国際国流などが挙げられます。説明会および面談は随時行なわれており、社内での取締役会や経営トップによる会議の承認があれば、必要書類と署名を行ない、グローバルコンパクトニューヨーク本部で受理されると登録が完了します。国内での分科会や懇話会も定期的に実施されており、企業のCSR担当者同士の情報交換や、国際社会問題の現状把握や意見交換を行なうことによって、各企業が自身の社会的責任をより自覚できるだけでなく、企業同士が積極的に協働することによって、より迅速で効果的な問題解決が可能であると考えられています。

ぼらぷらも国連グローバルコンパクトに署名しています。

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