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国際協力用語集ワード詳細

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世界銀行
World Bank

各国の政府機関に対して融資を行う国際機関です。

本部が米国はワシントンD.Cに所在し、2015年3月現在184カ国の国々が加盟しています。発足当初は、国際復興開発銀行として機能していましたが、1960年に国際開発協会が設立されて以降、それ等と併せて世界銀行と呼ばれています。主な融資先の多くが発展途上国であり、これらの国々の貧困を解消し、未来の繁栄を助け、富を共有して行くという目的で貸付を行っています。

世界銀行の設立が正式に決定されたのは、1944年のブレトンウッズ会議であり、国際復興開発銀行として1946年から活動を開始しました。当初、主な業務は国際収支の危機に関する短期資金供給などでした。そして第二次世界大戦後には、戦争からの復興と発展途上国の開発のために資金を供給してきました。日本も戦後復興のために1953年から8億6000万ドルの資金を借り入れていました。そしてこれらの資金は、今私達が首都圏や地方をつなぐの交通の要として使用している東海道新幹線や東名高速道路、そして関西電力の火力発電所などのインフラ設備に充てられました。その後、高度経済成長時代に入ると、日本は経済発展により先進国の仲間入りをして、投資的確国からは外されています。1971年には発展途上国のための融資に必要な資金を供給する、五大提供国の一つとなりました。

この世界銀行には、5つの機関が設けられており、これらを総称して世界銀行グループと呼ばれています。これらのグループは、国際復興開発銀行、国際開発協会、国際金融公社、多国間投資保証機関、国際投資紛争解決センターからなり、国際融資における様々な業務を担っています。また国を超えての国際融資は、常に様々な問題に対応していくことが求められることから、これらの機関はその業務を補完するために、常に規模が増大していく傾向があります。実際の所、融資を受けた国が、必ずしも貧困から脱却してきたわけではありません。これらの融資が発展途上国でより有効に使われ、その国の発展により貢献できる取組を行なうことが、世界銀行の課題と言えます。

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