一般社団法人ボランティアプラットフォームの創業者で代表理事をしております福島 慎之です。
私の自己紹介と当法人についてお話させて頂きます。
国際協力への決意
なぜ、私が国際協力を決意することとなったかの起源は私の生い立ちに遡ります。
私が生まれた時から父はアルコール中毒で木刀や包丁を振り回し、毎月警察が止めに来るような家庭でした。
一歩間違えれば家族の誰がいつ死んでもおかしくない状況で育ちました。
この生まれ出た環境故に自分では変えようのない現実に行き場のない憤りを感じました。この状況から誰か助け出してくれるのではとも願っていました。しかし父を止めてくれる人も、私達を助け出してくれる人も現れることはありませんでした。
そういった状況の中でメディアを通して知ったのが、途上国で食べることさえ出来ず飢餓に苦しむ人々、地雷で手足を失い物乞いをする子ども、紛争で親を無くし自分も命の危機にある子ども達、その他にも様々な人々がおり、そこでも過酷な現実があることでした。
環境は違えど、生まれでた環境故に自分ではどうすることも出来ない、助けも望めないことがどれほど辛いことかを知る私にとって、彼ら(彼女ら)を遠く離れた関係のない人たちの事とは決して思えませんでした。
彼らも私同様、一分一秒でも早くその状況を脱することを切望していると感じ取りました。
自分は日本にいるだけでも、彼らよりも生きていける可能性が高い。
教育を受けて大人になれば、あらゆるチャンスを得やすいと思いました。
誰が彼らを負の連鎖から救い出すか?
何とかしたいと思った人、できる人が行動しなくては彼らの苦しみと悲しみは止まないと思いました。
「将来、必ず世界の困難な状況の人々を助ける。」そう心に決めたのは私が幼少の頃でした。
ボランティアプラットフォームの創業 ~決意を実行に~
私の人生で、たった一人だけでも深淵の縁を漂う人の人生を好転出来ればどれだけ意義あることか。
その助けは幼少の頃の自分が願っていたことでした。そして、世界中には何十億人もの貧困を始めとする様々な困難を抱える人々・子ども達がいます。その一人ひとりが重大な課題を抱えて実際に生きている。
できれば一人でも多くの人々を支援したい。どのような方法があるかと考えました。
国際協力へのアプローチは政治・経済・教育など様々あります。
国際協力の方法を研究する中で、持続性と効率性について多くの貢献活動の課題となっていました。
その解決方法として経済性とITを活用する方法が有効ではないかと考えるようになりました。
当時、ソーシャルビジネスという言葉はほとんど聞かれませんでしたが、ITを活用したソーシャルビジネスは国際協力においてボトルネックとなるものの多くを解決できると判断し、それを駆使した貢献事業から行おうと考えました。
そして、「世界中の困難な状況の人々・子ども達を支援する」ことを目的とした、
国際協力NGOボランティアプラットフォームを2003年に設立(2011年法人化)し、
その目的を達成するため全力で活動しています。
克服への挑戦 ~信念~
経済学者ジェフリー・サックスは、私たちの世代は人類史上初めて、貧困を克服することができる可能性がある世代だと言います。私も出来ると思います(局所的に貧困は出ては消えするかもしれませんが)。
現実的な観点からすると、
貧困の克服の実現性は、おそらく人力車の時代に方法も想像できない状態で月に行く事を考えるよりも、現実性がある事だと思います。それは経済的試算や手法まで想定できるレベルになっているからです。
問題はいつ、誰が、どのようにして現実のものにするべく行動していくかということだと思います。
理想的な観点からすると、
人は様々な困難を乗り越える能力と可能性を秘めており、今まで不可能を可能にしてきました。
そして人は出来れば世の中が平和であって欲しいし、できれば自分も他人も幸せであって欲しいという根源的な希望を持っています。おそらくこの点が世の中から難題を克服していくための最大の希望となるのではないかと思っています。人がもつその希望を形にする仕組みを作ることが出来たのなら、きっと明るい世界が出来るのではないでしょうか。
私は貧困や紛争・人権・環境などの問題を永続的に克服できる世界を作ることに人生を投じていきたいと思います。難題ではありますが理想を持ち現実的に一つずつ段階を追って、信念をもって挑戦し続けてまいります。
当法人が目指すものを「ビジョンと未来」ページにさらに綴らせて頂きました。
今後とも当法人をどうぞ宜しくお願い致します。
出生 | ・1978年に東京で生まれる。 |
---|---|
大学時代 |
・経営学、国際学、共生論を学ぶ。タイのHIV/エイズ孤児問題を研究する。 ・生活費と学費を自分で出す為、 |
在職中 |
・2002年にIT系上場企業が実施するアントレプレナー制度で入社。 ・京セラの稲盛会長が主催する盛和塾の第一期生として招集された大久保社長 ・NPOにて実務経験を積む。途上国のフィールド調査を行う。 ・2003年に国際協力NGOボランティアプラットフォームを設立。代表を務める。 ・大前研一のアタッカーズビジネススクールにて 「海外ボランティア派遣事業」で優秀賞を受賞。 ・経営を学ぶため、有志と共に約150社の経営者にインタビューを行い、経営指導と協力を承る。 |
独立 |
・2005年に池袋に事務所を開設。 ・2011年に一般社団法人として法人化。代表理事を務める。 |
好きなこと | 国際協力/自己鍛錬/フットサル/映画鑑賞 |
---|---|
休日の過ごし方 | 家族や友人と過ごす/日向で読書/海や水族館を散歩する |
ご紹介していただいた組織・機関・メディア

2004年、ぼらぷら創設時に当団体代表の福島が取材を受けガイアの夜明けで放送されました。
カンボジア 表敬訪問の様子
プロジェクト地の1つであるカンボジアの村や学校、ぼらぷら子ども寮などに訪問致しました。
皆様のご協力で達成したソーシャルボランティアのお米や文房具セットなどを直接渡したり、いつもぼらぷら会員さんを受け入れて下さっている村の方々や、学校の教員でもある現地ぼらぷら職員たちや生徒達、ぼらぷら子ども寮で暮らしている子どもたちとも交流致しました。