[ぼらぷらエッセイ]

『2020年に新型コロナウイルスは瞬く間に・・・』

2020年に新型コロナウイルスは瞬く間に世界を恐怖で包み、200万人以上の命を奪いました。日本はこれまでに東日本大震災をはじめ、多くの自然災害にあってきました。だが、たったの一瞬で人と人の間で感染が伝わっていき、しまいにはちゃんとした治療法も薬もないがために命を落としてしまうという今回の悲惨な状況は残念ながら世界中誰もが経験したことのない唐突なものであり、誰にとっても想定外でした。愛する人を亡くした方もいれば、長期間の自粛により精神的なストレスが増えた方もいたであろうと思います。しかし、この大変な時期を経験したからこそ気がついたことや新しく感じたことが個人的にはたくさんありました。世界がどれだけ怯えているのかを見て、現在の世の中の平和さと安全さに驚きました。そして、死というものをより身近に感じ、そこから命の大切さ、たった一回しかない自分の人生の尊さを再認識できました。これらのことから、自分の周りの安全に対してより謙虚になるにはどうすれば良いのか、少しでも世界を助けることができるならそれは何をすることだろうか、と考えるようになりました。そこから、まずは周りの友達や一緒にいる人に外出の危険性を呼びかけたり、自分自身マスクの着用、持ち運び、消毒を徹底的に行ったりしました。さらに、これだけでは不十分だと思い、SNSで家で楽しめることや自分磨きにちょうどいい機会であることを発信して人々の気持ちを少しでも和らげようとしました。もちろん、私には最低限のことぐらいしかできません。それでもやっぱり、そこから一人でも多くの人の命や人生を助けれる可能性が上がるのなら、自分にできることをやっていく意味は十分にあると思います。世界中の人がお互いを励まし合い、助け合えば、乗り越えられないものはないと思うので、周りの環境を意識してそこに何かしらの変化をもたらしていくという姿勢が最も重要だと思います。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。