2011年9月1日 4:00 PM
【滞在期間】2011-08-19 ~ 2011-08-28 【総評】大変満足 【プロフィール】男性 【ネーム】もっちー
(1)参加動機
途上国の状況を実際に見て,感じて,学びたいと思ったから。私は環境問題に関心があり,来年から環境関連の小さいベンチャー企業で働きます。環境問題と途上国のことは密接な関係があり,今回参加させていただきました。
(2)参加した感想
ほんとうに必要なこととは何なのかを考えさせられました。行く前は途上国の抱えている問題というと例えば,食糧不足,衛生,医療,教育,電気・水道・交通などのインフラ,治安などが問題で,それを改善するのが良いと思っていました。それらの問題があることは事実なのですが,ほんとうに必要なことなのかはわかりません。ステイしたNGOの合宿所も,日本のようなベッドや布団があるわけではなく,広いわけではなく,水も日本のように使えるわけではありません。道を歩けばゴミがたくさんあって衛生的にも非常に良いとは言えません。しかし実際それでほんとうに困ったかというとそういうわけでありません。生まれ場所・環境で生きて行くということは当たり前で,かわいそうなことではないと思います。整っていない暮らしも慣れてしまえばそれが普通に思えてしまいます。
途上国の人たちが切実に物資を必要としているのかと聞かれるとよくわかりません。それよりもNGOの斎藤さんが入っておられるように,礼儀や秩序,心の部分が必要なのではないかとも思いました。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
私は環境問題の解決の目指して働いていきたいと思っています。しかし環境とは目の前の問題を解決するのではなく,将来の問題を解決するとも言えるでしょう。今日や明日の暮らしに必死な人に環境を守ることは出来るのか。もしくはその人達が求めていることは環境保護なのか。それより他にもっと必要とされていることがあるんじゃないだろうか。ほんとうに必要とされていることは何だろうか。
そんなことを考えていました。しかし,環境の大切さを実感しにくいから,数日とか数ヶ月とかで効果が出るわけではないからという理由で,環境を無視していいとは思っていません。
誰の,何のために自分は環境をやっていきたいのかを明確にして,心からやりたいと思えるようになって,本気でライフワークとして行動していきたいと思います。