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お別れのときは、寂しすぎて涙が止まりませんでした。
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お別れのときは、寂しすぎて涙が止まりませんでした。

2011年2月21日 11:19 AM

【滞在期間】2011-02-14 ~ 2011-02-20 【総評】大変満足! 【プロフィール】女性/東京都

 

(1)参加動機

 

もともと国際協力に興味があり、大学1年生の時から大学の講義などを通して 国際援助・国際協力の方法や現状等を学んでいました。現在の国際援助では、トイレを 整備してもその使い道がわからなかったり、医療品や薬などを配っても うまく活用できなかったりと、地域のニーズがわかっていないために資金があっても 効率よく支援ができていない地域も多いということを聞いていました。 国際協力について学ぶ中で、実際に自分の目でその現状を見て体験してみたいと思っていました。 現地に行き、その土地で必要とされているニーズに合った支援を考えたいと思い、このプログラムに参加しました。

 

ボランティアプラットフォームを利用させていただいたのは、同じサークルの先輩(OG)である 竹田雅子さんから勧められたのが理由です。またインターン先をフィリピンにしたのは、 自分がやりたいこととプログラムの内容が一致していたことと、去年の秋にプログラムに 参加した4年生の先輩に「子どもたちの笑顔が最高だし、現地から学ばされることも多いよ」 と勧められたためです。

 

(2)参加した感想

 

斉藤さんや子どもたちのおかげでとても充実した1週間でした。たくさんのことを学びましたが、ここでは2つに絞って感想を述べたいと思います。

 

現地に行ってまず思ったことが道端にお菓子や飲み物などのゴミがポイポイと捨てられ、掃除されないことでした。スラムの人々も街の人々も平気でポイ捨てをしているので 最初は驚いてしまいました。街では掃除する人がいるそうですが、スラム街では、だれも掃除しないため道端には何日前のものかわからないようなゴミさえありました。 しかし、斉藤さんのサポートをしている子どもたちは、ポイ捨てなど行わず、ゴミ箱にしっかり捨てていました。また、何かを貰った時は、「ありがとう!」とちゃんと言うこともできるし、会うと必ず挨拶をしてくれました。

 

そのような当たり前のような礼儀や挨拶を、小さいうちから教えられていれば大人になっても、当たり前のこととして行えるでしょう。 また子どもたちがそれを親に教えたり、大人になった時、自分の子どもたちにもそのように教えることで礼儀正しい子がどんどん増えていくだろうと斉藤さんは話してくれました。 大人になってから、ああしろ、こうしろと教えてもその習慣を直すのは難しいかもしれない。 だからこそ子どもたち、特にスラムの子どもたちに、このような礼儀や挨拶などが行える大人になってほしいと思ったと斉藤さんは語ってくれました。そして10年後20年後、その子たちが警察官や市議会議員、政治家などになり、より良いフィリピンになっていけばいいなと感じました。資金によって、工場を建てて仕事を増やし、無職の人を減らすことも大切な国際援助だと思いますが、スラム街の子どもたちに「自他共栄」の精神を教え、 自分だけでなく他の人とともに栄え豊かになれるような村、街を作っていくというマスターの地道な活動も立派な国際協力だと思いました。    

 

もう1つは、国内の中での貧富の格差でした。街を歩けば大きなビルもあり、アジア最大のショッピングモールまであるマニラでも、少し奥に入るとそこには、戦後の日本ような家とも 言えないようなところに住むスラムの人々がいました。スラムにはその日のご飯も ままならないような子どもたちがたくさんいてそれでも毎日全力で生きていました。 父は無職で昼間から酒を飲み、暴力をふるい、母は他の男のところへ行ってしまったり、ギャンブルをする人もいれば、盗みやレイプ、人殺しなどもいる劣悪な状況の中、 一生懸命ゴミ集め、お金を稼ぐ子どもたちの姿はとても印象に残っています。  

 

ある日斉藤さんの家で朝ごはんを食べているとき、ある小さい女の子にも 斉藤さんはパンと目玉焼きを渡してあげました。するとその子はお母さんや家族のみんなもお腹をすかせているからお家に持って帰ると言ってパンをビニールに入れました。そのときわたしは、なんて心の優しい子なんだろうなっと思いました。両親とも仕事もせず、毎日のご飯も食べれなくて、 自分だってお腹がペコペコなはずなのにそんな状況でも家族のことを考えて、みんなが食べている中ひとりでずっと正座してニコニコしている姿を見て少し泣きそうになってしまいました。こうして日本にいて、1日3食のご飯をお腹いっぱい食べれるって本当に幸せなことなんだなっと思いました。スラムに生まれた子どもたちは 将来もずっとここで暮らしていくのかと思うと、とても心が辛かったです。

 

その女の子はいつか大きなお家に住むことが彼女の夢だそうです。そういう子どもたちの夢が、生まれた土地のせいで制限されてしまうのは、平等じゃないとわたしは思います。どこに住んでいても、どんな貧しい子でも自分の夢を持って明るく生きていってほしいと思いました。子どもたちはいつも私と手をつなぎ、危険からわたしを守ってくれました。水飲む?とか ゴミを私が持っていたら、それを捨ててくれたり、私の手が汚れたらすぐにティシュを 渡してくれたりと、本当にわたしをよく見ていて気が気く子どもたちばかりでした。子どもたちは アテ(お姉さん)アテ!!と呼び一緒に遊び笑ったりしてくれました。彼らの笑顔から学ぶことはたくさんありました。

 

わたしがこの7日間で子どもたちに与えられたものは、あったのか、、、 たぶんなかったかもしれません。ボランティアをしに行ったつもりが子どもたちや斉藤さんから 学ばされることが多くて、自分の無力さを感じました。でもわたしでも何かできるんじゃないか、 人のために役立てるのではないか、と思えるような1週間でもありました。

 

お別れのときは、寂しすぎて涙が止まりませんでした。 お世話をしていただいた斉藤さんには、お礼の言葉しか出てきません。 本当にありがとうございました!

 

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

 

私は現在、看護医療学部で勉強していることもあって、国際協力の中でも特に医療という分野に興味を持っています。まだ日本では資格として認定されていないナースプラクテショナー(:開業し処方や簡単な処置を行う看護師)や現在普及し始めている認 定看護師や専門看護師にも興味があり、このような専門性の高い医療者が、日本だけでなく世界でも役に立てるのではないかということを考えてます。

 

今回フィリピンのスラムでの現状を知り、現地のニーズを把握したことを、今後のボランティアに活かしていきたいと思いました。また、自分の英語力の無さにも気付かされました。コミュニケーションの手段として 英語力を付け、またボランティアを行いたいと思います。斉藤さんや子どもたちから教わったことは、自分の看護の分野でも参考にしたいところがたくさんありました。