[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『途上国の労働問題と自分自身にできる取り組み』

小論文

『途上国の労働問題と自分自身にできる取り組み』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は、途上国における現代の労働問題について消費者の観点から自分自身にできることについて以下論じる。
 グローバル化が進むとともに、企業は海外、主に途上国に工場を移転して安い賃金で労働者を雇い、できる限り安く製品を作るようになった。そのことによって確かに、私たちは高品質の製品を安く購入することができるようになった。しかし、その反面、劣悪な環境で長時間労働を強いられる労働者が頻出した。先進国に輸出するために、途上国の労働者が搾取されているのである。企業の利潤や経済成長ばかりに目を向け、労働者を切り捨てるやり方は、QOLの低下、長期的に見ると、生産性の低下を引き起こし、経済に悪影響を及ぼす。だからこそ、私自身が一消費者として、フェアトレードの商品を購入するなどといった「エシカル消費」を積極的に取り入れ、またその考え方を広めることが重要だと考える。例として、ファストファッションを挙げる。
 近年、ファッション業界では時代の変化に伴って、低価格が求められるようになった。流行を取り入れながら低価格で手に入れられるファストファッションの市場規模は年々拡大している。だが、「安く、早く」を求めすぎるばかりに下儲け企業で働く途上国の人々は、低賃金、長時間、劣悪な環境のもと働かされており、児童労働の問題も絶えない。過酷な労働環境が原因で多数の死傷者を出したバングラデッシュのビル崩壊事故「ラナ・プラザの悲劇」はまさに、ファッション業界の現状を表す氷山の一角にすぎないのである。
 こうした状況を受け、ファッション業界では「ファッションレボリューション」の動きが広まっている。これは、消費者が最低賃金の引き上げや児童労働の是正を促すためにSNSなどを活用した運動である。さらに「エシカル消費」の一つである。「エシカルファッション」を選択することも私にできる取り組みの一つだ。エシカルとは倫理的、道徳的という意味で、「エシカル消費」とは人や社会、環境に配慮した消費活動のことである。特に、「フェアトレード」はエシカルな貿易といえる。「フェアトレード」とは、発展途上国の原料や製品を適正な価格で購入することにより、立場の弱い発展途上国の労働者の生活改善と自立を目指す貿易の取り組みである。「フェアトレード商品」を選択することは、発展途上国で暮らす人たちの働く機会を与え、安定した収入につなげることができる。このようなエシカル消費の考え方が広まれば、消費者は商品に対して「これをつくっているのは誰か」と考える思考習慣と意識を持つことができる。事業の透明性を高めるよう働きかけられるようになり、労働環境を改善することができる。そして、途上国の労働者は適切な労働環境の下で働くことができ、貧困や国家・人の不平等もなくすことができる。
 以上のことから、途上国における労働問題の解決には、積極的にフェアトレード商品を購入するなど「エシカル消費」を生活の中に取り入れ、またそれを周囲の人々に広める活動を行うことが必要だと私は考える。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

満足 4つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい

受講後の気持ち

視野が広がった!
勉強になった!

研修を受講した理由を教えて下さい

課題研究でSDGsを選択し、もっと学びを深めたいと思ったから

研修を受講した感想は?

授業だけでは学ばないさまざまな事例や現在進行形で起こっていること(例えばコロナなど)についても学べだことが良かった。また、実際にカンボジアの子供たちとライブでアクティビティをしたことで、これまでは考えたことがなかった問題や自分の視野の狭さを痛感し、新しい考えを持つことができた。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

海外ボランティアに実際に参加してみたい。また、世界で困難な問題に直面している人たちに対して何か支援などをしていけるようにしていきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

必ず自分にとってプラスになります!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

コロナでボランティア活動が難しい中、このような機会を頂きありがとうございます。すごく勉強になりました。また参加したいです。そして、カンボジアの現地の方々は明るく素敵な方だなと感じました

ふきだし

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