[ぼらぷらSDGs小論文]

紹介割コードin6535002e4
わたしのSDGsアクション

『子どもたちが夢を叶えられるように』

小論文

『子どもたちが夢を叶えられるように』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

SDGs、持続可能な開発目標のなかのひとつである「質の高い教育をみんなに」を実現するために私たちができることを考えたい。今回は私が教育ボランティアを行うために訪れたカンボジアに焦点を当てていく。

カンボジアは近年、めざましい発展を遂げている。国内総生産(GDP)成長率は7パーセント前後と、高水準を維持している。観光地には国外から観光客が訪れ、都市部にはホテルやスーパーマーケットもある。同じ国の話だと信じられるだろうか。貧困に苦しむ家庭の少女は観光バスを待ち伏せし、乗っていた観光客にこれを買ってとせがむ。学校に通えず、働く子供も多く残るカンボジア。教育のインフラが足りていないのは目に見えている。JICAによるとカンボジアの就学率は小学校では約94パーセントにのぼる。だが、中学校になると約56パーセントにとどまる。カンボジアは、学業からの脱落を意味するドロップアウト率がASEANの中で最も高い。とはいえ、子どもたちが勉強嫌いなわけではない。私がカンボジアを訪れた際、子どもたちは小さくなった鉛筆と消しゴムを握りしめて真剣な眼差しで授業を受けていた。言葉の通じない日本人の私たちにさえ質問し、学びを深めるほどだ。彼らは口を揃えて勉強が楽しいと言う。勉強に対する思いは良い環境の中で勉強する日本人よりはるかに強いように感じた。

それに対し、途上国への日本人の意識はどうだろう。SNSやインターネットには募金を呼びかける広告が溢れ、コンビニエンスストアのレジ横には募金箱が置かれている。テレビをつければコマーシャルでSDGsについて触れている。日本人は途上国に目を向ける機会がたくさんあるにもかかわらず関心を持たない。
かわいそうだと他人事で心を痛めることにとどまる。今日、日本の若者で、ボランティアに興味を持っている人の割合は3割にとどまる。

この2つの国を状況をふまえると、日本人が途上国についての勉強をすることが大切だと分かる。恵まれた環境下にいるとどうしても途上国は遠いことのように感じる。これを払拭するためにはカンボジアの子どもたちのように、一生懸命勉強する姿や、楽しそうに遊ぶ姿を発信し、もっと身近な存在だと気付かせることが欠かせない。現代の日本では若者の多くがSNSを利用している。若者の強みはきっとそこにある。そこで、SNSで途上国について発信してみるのも良い。私たちが途上国について学べば、彼らにも必然的に支援の輪が届くだろう。また、途上国から学ぶことも数多くあることを忘れてはならない。物を大切にする精神や、勉強に対する姿勢、協力する心。もので溢れ返っている日本は時々窮屈にも感じられる。一度途上国に目を向けることには、原点に戻り、忘れていたことを思い出させてくれるという利点もある。

このことから、私は途上国に目を向け、学び、発信していくことが高校生の私たちにできる最善の支援だと考える。また、ボランティアに参加し、SDGsについて学んだ私自身も継続してカンボジアをはじめとする途上国の現状を発信したい。

※GDP成長率…外務省データ

画像をクリックすると拡大します。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

子どもたちと交流がしたい

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

12月に訪れたカンボジアの子供達の様子を知りたい、そしてSDGsもこの機会に学びたいとおもったから。

研修を受講した感想は?

子供たちと久しぶりに交流ができたこと、SDGsを学べたこと、全てにおいて良い経験になりました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

日頃の生活からSDGsを意識し、電気や水、食べ物に感謝し、大切にしていきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

とても良い経験になります!楽しんでください!!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

カンボジアの教育ボランティアに始まり、今回のオンラインSDGs学習まで、本当に人生観が変わるほど良い経験でした。周りの人にも勧めようと思っています。この企画をしてくださったことに感謝します。本当にありがとうございました。
これからも応援しています!

ふきだし

前へ  |  次へ

一覧に戻る