[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『食品ロス削減に向けてすべきこと』

小論文

『食品ロス削減に向けてすべきこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私は、食品ロスを減らすためには、使う食材の量を減らすべきだと考える。なぜなら、使う食材の量を減らすと、世界の飢餓問題の解決や、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出量削減にも貢献することができるからである。
 まず、ユニセフによると、世界で生産されている食品のうち、約3分の1が捨てられているという。これは、農林水産省によると、国民1人が毎日お茶碗1杯分の食事を捨てていることになるという。では、食品ロスを減らすには、国民1人が毎日もう1杯多く食べればいいのだろうか。私は、それとは反対に、国民1人につき毎日お茶碗1杯分作る量を減らすべきだと考えている。なぜなら、国民1人につきお茶碗1杯分の食品を、食べきる場合と元から作らない場合を比べると、「食品ロスが減る」という結果は同じであるが、そこには大きな違いがあるからである。それは、「元から作らない」という選択をすると、使用する食材を減らすことで、残っている食材を別のときの材料として使うことができる。その結果として食材が市場に残るが、それを飢餓に苦しんでいる人々の元へ届けることで飢餓問題の解決にも貢献することができるということだ。
 次に、経済産業省によると、家庭からのエネルギー起源二酸化炭素排出量の約45%が、照明や家電製品などから排出されているという。ここで、国民1人につきお茶碗1杯分の食品を、調理して保存しておいたものを後で食べる場合と、使用する食材を減らして調理したものをその場で食べきる場合を比べる。どちらも食べきれば「食品ロスがない」という結果は同じであるが、保存しておいた場合は、調理や保存に必要なエネルギーがより多く必要になる。例えば、フライパンで野菜を炒めて保存しておくときに必要なエネルギーには、フライパンを温めるためのガスや手元を明るくする電気、炒めた野菜を冷やしておくための冷蔵庫で使う電力などがある。そこで、野菜を多く使って保存しておく場合と少なく使って食べきる場合で比べると、後者の方が使用する野菜の量が少ないため、調理時間が短くなることが考えられる。そうすると、ガスを使う時間や電気をつけておく時間も短くなるだろう。また、前者では冷蔵庫で保存するためその電力を必要とするが、後者では冷蔵庫を使う必要もない。さらに、前者において、冷蔵庫で冷やしておいたものを食べるときに温める場合には、レンジを使う必要も出てくる。以上のことから、後者の方が調理で使う電力やガスが少ないことがわかる。このように照明や家電の使用を少なくすることで、家庭からの二酸化炭素排出量を抑えることができるだろう。
 ここで、食品ロスを減らすために買う食材の量を減らす方が良いのではないか、という意見もあるだろう。確かに、買う量を減らすことも大事である。しかし、コロナ禍の中で外出を控えるためには、一度の買い物で買う量は減らせないのではないだろうか。もちろん食品ロスはコロナ禍の中に限ったことではないが、その時々の社会情勢を見た上で行動することも大切であると考える。
 このように、食品ロスを減らすためには、買う量を減らすのでもなく、調理したものを保存しておくのでもなく、使う食材の量を減らすべきである。食品ロスは独立した問題ではなく、飢餓問題や地球温暖化にも関わっているのである。そのため、食品ロスだけを解決する方法ではなく、関わり合っている他の問題に負荷をかけない方法を模索していくことが大事であると考える。

オンライン研修を受講した感想

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満足 4つ星評価

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SDGsについて学びたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

SDGsについて行動したくなった!

研修を受講した理由を教えて下さい

前から社会問題に関心があり、それらを解決するためにSDGsが注目されていたため、学びたいと思ったから。

研修を受講した感想は?

知っている内容が半分以上ではあったが、実際に日本政府が行っていることや各国が行っている政策を知ることができたのでよかった。LIVEアクティビティーでは実際に現地の子供達と話せたのはよかったが、もう少し自由に話したいと感じた。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

SDGsを少しでも意識して生活するとともに、周りの人々や世界の人々にも目を向けて生活するようにしたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

SDGsは常識になっていくものだと思うので今のうちにきちんと学んでおくと良いと思います。

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