[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『この世界の在り方』

小論文

『この世界の在り方』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 2021年、持続可能な世界を実現していくため17の目標達成まで残り9年となった。多くの学校でSDGsの学習が進んでいる中、規模が大きすぎ、あまり自分事にすることができていない人がほとんどだろう。実際僕もボランティアに触れるまでは授業で聞き流すくらいの気持ちで学んでいた。しかし、このボランティアに参加することによりSDGsの中身を知ることができ、何かSDGsに貢献したいと思った。
 SDGsの目標の一つに「ジェンダー平等を実現しよう(目標5)」というものがある。この世界は女性差別という問題を長年抱え続けている。なぜ女性差別というものが起きてしまうのか。それは二つの考え方に問題がある。
 一つ目は宗教的な考えだ。女性差別という点においてイスラム教とインドのダウリー制度というものがある。ダウリー制度とは、結婚時に花嫁の家族から花婿及び花婿の家族に対して家財道具を与えるものである。しかしその金額が膨大で払えなくなり、自殺につながってしまうこともあるらしい。ジェンダーギャップ指数で毎年下位を占めているイスラム教の国々がこの思想を変える必要がある。
 二つ目は女性に関する固定的な考えだ。多くの国々では「家事は女性がするもの」という考えがある。日本でもこの考えをよく耳にするだろう。特に貧しい国々では水の運搬や食事作り、子育てなどは全て女性が背負う。そのため学校教育や職業訓練などを受けられる時間が無くなってしまう。また雇用の機会があっても就労時間が確保できないという問題がある。
 日本ではまだ昔の思想が受け継がれている。2021年のジェンダーギャップ指数(男女平等ランキング)では日本は世界156ヵ国中120位だった。日本はまだ衆議院の女性割合が低いことや、男子と女子とで教育に差が出ている。それは現在様々な分野でリーダーとして活動している人に昔ながらの思想を持っている人が多いということだ。学校の学習としてSDGsのことを学ぶようになったのが最近ということもあるが、この時代に生きている以上考え方をアップグレードする必要がある。今最高のタイミングでSDGsを学んでいる僕たちの世代が将来日本を引っ張っていかなければならない。僕は将来ジェンダー平等という新しい思想をリーダーとなって浸透させていきたいと思っている。それが世界を変える大きな一手だと考えるからだ。

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