[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『日本の食品ロス問題』

小論文

『日本の食品ロス問題』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は今回の研修に取り組む中で、今私たちが向き合うべきは、日本がまだ達成度の低い課題に一人一人が意識して生活することが必要だと考えました。
  日本は、達成度のランキングでは17位となっていますが、課題も多く残っています。私はそれらの課題の中でも、気候変動の問題に着目しました。
  日本は、他国と比べて面積が小さいにも関わらず、世界全体の二酸化炭素排出量が2018年時点で5位となっています。2015年のパリ協定が採択された際の日本の目標は、2030年までに二酸化炭素を2013年度比で46%減らすこと。この目標を達成するためにはまだまだ課題が多く残っていますが、私はその中でも食品に関する問題に着目しました。
  現在、国内では年間約2531万トンもの食料が廃棄されています。廃棄された食料は燃やして処理されますが、この燃やすときに出る二酸化炭素の排出量が気候変動につながります。これが私の言う食品に関する問題です。
  私は食料廃棄量を減らすことで少しでも多くの二酸化炭素排出量を減らすことができると考えます。食品廃棄量を減らすためには、まず、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる食品ロスを減らすべきです。食品ロスは年間約632万トンにのぼり、国民一人当たり約お茶碗一杯分が毎日捨てられていることになります。食品ロスは主に工場や飲食店、家庭で発生します。
  では、どうすれば食品ロスを減らすことが出来るのでしょうか。例えば、フードシェアリングというものがありますが、これはアプリなどで飲食店から出る廃棄直前の食品と消費者をマッチングすることで、まだおいしく安全に食べられるのに店頭では売り切るのが難しい食事を消費者が購入することが出来るサービスです。これは、飲食店側は廃棄物を減らすことができ、消費者側は美味しいものを安く買うこどができるという、どちらにも利益のあるサービスだと言えます。
また、フードバンクは食料銀行を意味し、まだ食べられるのに様々な理由で処分されてしまう食品を、食べるものに困っている人々や施設に届ける社会福祉活動です。これにも企業側には廃棄コストの削減、消費者側には食費の削減などといったメリットがあります。
さらに、ドギー・バッグというサービスがあります。飲食店で食事をする時、もうお腹いっぱいだから食べられない、でももったいないという逡巡に出会ったことがある人もいるかと思いますが、これはそういった際に食べきれない分をテイクアウトできるサービスです。
  このように、最近は、食品ロスを減らすための様々なサービスがあり、また、それを利用する人も増えてきています。このようなサービスが今後さらに普及していけば、目標の達成が近づくと思います。そのために、一人一人が今自分たちに何が出来るのかをしっかり考えて行動していくことが大事になると思います。

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