[ぼらぷらSDGs小論文]

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『昆虫食を広めるためには』

小論文

『昆虫食を広めるためには』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

先日、家族でロブスターロールを食べに新宿へ行きました。そのお店は、ロブスターロールの他にクラブロールも売っています。どちらも美味しそうで、どれを食べるか迷っていた時、「クラブロールsold out 」と書かれた貼り紙を見つけました。店員の方に理由を聞いてみると、カニを外国から輸入するのに時間がかかっているとのことでした。その時、日本は他国からの輸入に頼っている国、食料自給率が他の先進国に比べ、低い国だということをはっと思い出しました。その後、日本はカニとロブスター(エビ)を他国からどのくらい輸入しているのかを調べてみました。平成10年のカニの国内総漁獲量は43,576t、他国からの輸入量は123,358tとおよそ3倍の量を輸入していることがわかりました。一方、日本のエビの食料自給率はなんと4%とほとんどのエビを輸入していることがわかります。他国からの輸入に頼りっぱなしの日本ですが、もし輸入国で災害が起き、食料を輸入できなくなったら日本はどうなってしまうのでしょうか。
私はそのような事態が起きた時に役立つ食品は昆虫だと考えます。今世界中で話題になっている昆虫食ですが、日本ではあまり普及していないように思われます。何故でしょうか。私は見た目に問題があると考えました。いくら味が美味しくても、見た目が悪ければ食欲が出ません。そこで、今回はコオロギに着目して見た目を良くする方法を2つ考えました。
1つ目は、育てる環境を変えるというものです。コオロギは土の上で生活していて、外敵から身を守るために体が茶色になっています。しかし、草の上で生活するコオロギは緑色だと知りました。そこで、コオロギを飼育する部屋の床をピンクや赤にしたら、薄ピンク色のコオロギができて、エビのような見た目になるので、食べやすくなるのではないかという仮説を立てました。これが実際できるのかを学校の生物の先生に聞いてみたところ「床の色を変えただけでコオロギの色が変わるとは考えにくい。」とのことでした。
そこで私はもう1つ仮説を立てました。コオロギに直接着色するというものです。脱皮後のコオロギは白いので、その段階で収穫し食紅などで色をつければ良いのではないかと考えました。これも、生物の先生に聞いてみました。すると、「コオロギに直接着色するのは難しいが、脱皮直後の段階で餌に桜エビなどを混ぜ、食べさせればピンク色のコオロギができるかもしれない」とのことでした。
先生の見解も踏まえた私は、脱皮直後のコオロギに桜エビの入った餌を食べさせて、ピンク色にすることで見た目を改善できると考えます。
コオロギは昆虫の中でも、タンパク質が豊富で栄養たっぷりなので気候変動が起きて、小麦や米が取れなくなっても栄養を摂ることができるスーパーフードです。日本から昆虫食を広め、飢餓状態の方々に美味しい昆虫食が届けば良いと思います。

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