[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『隣人を愛せよ』

小論文

『隣人を愛せよ』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は、日常的に起こるが大きな事件に発展することもあるご近所トラブルについて、近所間でのトラブルを防止することが必要だと考える。また、ご近所問題は、小さい問題であると捉えがちだが、世界も沢山の国、都市、ご近所の集まりだと考えれば世界をより良くするために必要不可欠である。そのために、近所間で電子回覧板にさらに複数の要素を組み合わせた新しい電子回覧板を利用することを考えた。 
 あるアンケートでご近所問題に悩まされたことのある人は全体の47パーセントであった。これは、概ね二人に一人がご近所問題に巻き込まれたということだ。そしてご近所問題の内訳では最も多いものが「騒音」、次が「ペットについて」ついで「違法駐車」となった。これらご近所問題で自分も経験があると感じる人も多いかもしれない。そして、このような問題は次のような事件に発展してしまうこともある。2019年深夜の怒鳴り込みに来たのを返り討ちにし、殺害してしまったという事件があった。これはご近所問題から起こった事件であり、事件が起こる前にその問題を解決しておけば、起こらなかった事件である。また、解決できなかったご近所トラブルが増えることで治安の悪化へつながってしまうのだ。そもそも、トラブルが起こることの要因が、「近所への配慮が足りない」、「そもそもルールを理解していない」、「迷惑をかけている自覚がない」、「日々のストレスをぶつけている」、「注意するのが怖い」、「どうせ迷惑するのは他人なので関係ないと思っている」などである。さらに、治安に対する認識と地域交流の度合いのアンケートではグラフに相関性があり地域での関係を良くすることで、治安も良くなることを読み取ることができる。そして、これらを解消するには地域住民の交流の場を増やす、悩みを相談したり話し合いしやすい環境を作る、ルールをわかりやすくする行動を早く起こすことなどが必要だ。つまり、不満を早く解消する仕組みが必要だということである。
 そこで注目したのが近所間で使われている回覧板である。しかし、現在の回覧板は渡すのが面倒くさい、情報が古くなるなど多くのデメリットがあり回覧板を使う地域は減少している。そこで電子回覧板を用いることでそのようなデメリットを改善することができる。さらに、電子回覧板は情報を一斉送信できるというメリットがあるが、私は翻訳機能やアンケート機能、地域のルール表示、チャット機能、オンライン会議などができるなど様々なプラスの機能付け加えた新しい電子回覧板を用いた地域での繋がりをつくるべきだと考える。また、通知音を三段階に分け、情報の重要度を区別する機能もつけることで、より大切な情報にいち早く反応できる。
 このような理由で私は身近にあるご近所トラブルが発展することを防止することが大切であると考える。そのために、電子回覧板に様々な機能を加えた新しい電子回覧板を用いて、私たちの間でいつでも生じうる不満を解決するべきだ。私たちの近所をより良くすることで、町が良くなり、都市が良くなり、国が良くなり、世界が良くなっていくのである。

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