[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『「コロナが及ぼした影響〜教育に視点をあてて〜」』

小論文

『「コロナが及ぼした影響〜教育に視点をあてて〜」』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 新型コロナウイルスの影響により、貧富の格差は大きく広がった。しかし、新型コロナウイルスが広げた格差は、それだけではない。では、一体どんな格差を広げたのだろうか。
 それは、子供たちの「教育」の格差である。新型コロナウイルスの影響により、2020年4月頃から約2ヶ月ほど、私たち学生は臨時休校による自粛を強いられた。その後、学校は再開したが、行事の中止や規模の縮小、授業の遅れ、慣れないオンライン授業により、私たち学生は大きな苦労を経験した。
 その点に注目した私は、コロナ禍の学習状況についてネットを利用して調査してみた。臨時休校前後の勉強時間を調べたところ、1週間当たりの総勉強時間は、成績の低い人から高い人まで、臨時休校前より臨時休校後の方が少ないことが分かった。また、学習教材の提供について調べたところ、小学校、中学校、高校の全てで50%以上ものの学校、自治体が学習教材の提供を行っていないことが分かった。
 調査から分かる通り、実際コロナ禍に突入する前と後では学習の体制が一気に変化している。昨年私は受験生であり、塾や学校の休校や、通常の授業との差、入試の出題範囲の減少を経験した。このままオンライン授業を無闇に続けていても、教育格差は縮まらず学習できる範囲はどんどん狭くなっていく。
 私はこの対策として、私たち高校生が小中学生に教えにいくという案が浮かんだ。しかし、私たち高校生は忙しいこともあり、時間的に教えにいくのは厳しい。
 そこで思いついた対策案は、SNSを利用したSNSコミュニティのアプリをつくることだ。
みんなでできることを質問しあう、自分の時間とペースで勉強できる、無料で簡単に始められるの3点を目的としている。
 ここで、2つのコンテンツを紹介する。それは、「オープンチャット」と「週一の確認テスト・オンデマンド動画」だ。
 「オープンチャット」は、その名の通り、いわゆる掲示板だ。1人の生徒が出した質問に対して、誰でも回答することができる。オープンになっているので、質問者じゃない生徒も参考にすることができる。また、その中の機能は多彩で、キーワード検索や、ファイル、いいね機能などがある。誰もいなかったり、質問に答えてもらえなかった場合の対策として、質問には制限時間を設け、制限時間がきてしまった場合は、運営が対応することとなっている。
 「週一の確認テスト・オンデマンド動画」は、その名の通りテストと動画だ。しかし、テストはあくまでも理解度をはかるものであり、難しい問題は出さない。また、動画は目安箱に集まった要求に応じた動画を配信するオンデマンド方式である。動画は長期休みにためどりする。
 なぜ、生徒どうしで教え合うことにそこまでこだわるのか、その理由の1つに、「ラーニングピラミッド」というものがある。その資料から、他の人に教えることが、学習定着率が最も高くなることがわかる。
 このように、新型コロナウイルスが及ぼした影響は、貧富の格差だけではない。新型コロナウイルスは、「できない」を「できる」に変えることを、より難しくした。貧富の格差以外のことにも、目を向けていく必要がある。そこで注目するべきなのが、「SDGs」だ。
 SDGsには、17の目標が掲げられている。私が今回取り上げたのは、「4.質の高い教育をみんなに」である。つまり、私たちは貧富な格差や教育の格差以外にも目を向けなければならないことはまだまだたくさんある。しかし私たちの最終目標は、格差をなくすことではない。世界の全ての人々が豊かな生活を送れること、それが最も大事である。

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