[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『日々の小さな行動から』

小論文

『日々の小さな行動から』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

「SDGsという言葉を聞いたことがあるか」
 この質問を全国の5千人に行ったところ、「ある」と回答した人は52.7パーセントであった。これは、初めて「ない」の割合を上回り、SDGsが浸透していることを表している(朝日新聞社コミュニケーションデザイン部SDGs担当)。
 ところが、このように認知度が高まる一方で、実際に行動に移している人はどれくらいいるのだろうか。
  SDGsの目標というと、不平等の削減や資源の保全、飢餓をなくしたりジェンダーの平等の達成など、とても大きくて自分一人の行動があまり繋がらないような気になってしまうかもしれない。実際、食料自給率の低下が何年も前から危惧され、警告されてきたが、自給率は年々低下している。2020年度のカロリーベースの食料自給率は37パーセントであり、これあ1965年度以降で最低であった(農林水産省)。
 ところが、SDGsというのは、身近なところから誰でも実践できる目標であるのだ。
 例えば、買い物をするときにサステイナブル・ラベルの書かれているものを購入することは、SDGs達成に大いに貢献している。それらの商品を購入することによって、持続可能な漁業や養殖、森の動植物や人々に配慮して管理された木材の利用を推進することができるのだ。
 また、SDGsについて学び、伝えたり広めたりすることも、誰にでもできる行動の一つである。家族や友人にSDGsの話をしたり、SNSを利用して情報発信することは、自分自身のSDGsに対する理解も深めることができる。
 さらに、日々の生活の中の小さな行動の積み重ねも、SDGs達成に繋がる。使っていない部屋の電気はこまめに消したり、シャワーや水道の使用時間はできるだけ短くする。オンラインの支払いをできるだけ利用することで、紙を節約することもできる。食べきれない食料は冷凍し、食品ロスを減らす。このような誰にでもできることを当たり前にすることが、未来の資源や環境を変えることができるのだ。
 自分ひとりの行動が、大きな変化に繋がるとは思えない人もいるかもしれない。しかし、SDGsは日々の小さな正しい選択の積み重ねで達成できる目標であるのだ。現在の行動が将来の地球を守るということを忘れずに、当たり前の選択ができるようになることが重要なのだ。

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