[ぼらぷらSDGs小論文]

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『農業とSDGs』

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小論文

『農業とSDGs』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 2015年にSDGsが採択されたことによって、さまざまな分野で目標達成に向けた取り組みが行われています。農業もその1つです。私たちの暮らしに欠かせない「食」と密接に関わる農業分野では、どのような取り組みが行われているのでしょうか。
SDGsは、世界中で起きている「経済」「環境」「社会」の課題を解決するために、17の目標が設定されています。
また、私は、つい「農業=環境」という風に連想していましたが、調べていくうちに、「社会」や「経済」に関する課題とも深く関係していることがわかりました。 「経済=生産者の雇用面」 「環境=環境への配慮」 「社会=食料の供給」というふうに、農業は全てに密接に関わっています。
そして先ほどの目標17項目のうちの7項目がこれに当てはまります。
この三つの中から「生産者の生活・雇用面」について取り上げていきます。
近年、「農業を仕事としている人の高齢化」や「後継者不足」などの人手不足が問題になっています。
人手不足の理由として、農業は1年を通して安定した作業量があるわけではなく、限られた時期にのみ多くの労働力が必要なため、 土地を整地する耕耘(こううん)や種まき、収穫などの時期以外は、作業量が減る傾向 にあり、仕事の安定性に欠けます。
さらに農業で重要な利水権や機械導入のコストなど新規就農者が抱えるトラブルも多く、就農者が減少し続ける農業の衰退をもたらしました。
改善するためには、積極的な科学技術の導入による負担軽減や農業経営への支援、農業を希望する人への雇用機会をつくることなどが大切でしょう。
そして、今の私たちにできる取り組みは、食料自給率アップに協力することです。
現在日本の食料自給率は、主要先進国の中でも最低の水準にあり、海外依存度が高くなっています。
食料自給率をあげるためには5つのアクションを起こすことが重要です。
1つめは、今が旬の食べ物を選択すること
2つめは、地産地消を積極的に行う
3つめは、栄養を考え、しっかりとバランスの取れた食事をおこなう
4つめは、食品ロスを減らす
5つめは、自給率向上を図る取り組みを支援する
これらは、どれも簡単に取り組めるものばかりです。
「社会」「環境」「経済」の課題を解決する可能性を秘めている農業は、私たちの暮らしに欠かせない存在です。
まずは小さなことから「食」や「農業」を守るために紹介した活動に取り組んでみてください。

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