[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『平等な社会の実現』

小論文

『平等な社会の実現』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

世界では、色々な差別で苦しむ人がたくさんいます。
生まれた国、人種、性別、宗教、障害の有無、民族、性的指向など様々な差別が世界各国で根強く残っています。
では、不平等や差別はなぜ起きるのでしょうか。
それは、自分たちが社会の中で「普通」の存在だと考えることで安心感を得る人が多い傾向にあるからだと考えられています。だから、多くの場面で、様々な社会への不満や将来の不安が社会的弱者を攻撃することにつながっているのではないかと思います。
アメリカで黒人男性が警察官に殺害され、その後、世界中で人種差別に抗議するデモが広がりました。
おととし5月、中西部ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官に首を膝で押さえつけられて死亡し、その後これに反発するデモが各地で起き、人種差別への抗議活動が全米に広がりました。フロイドさんの死につながった首への拘束術が使われる割合は黒人が白人の2倍に上りました。
肌の色が違うというだけで、命の重さは同じはずなのにあってはならない事だと思います。
治安を守るための警察官が、正していく立場の人なのに、差別をしているのではないかという事に疑問を感じずにはいられません。
また、2022年5月31日韓国の人気音楽グループであるBTSがアメリカホワイトハウスでジョー・バイデン大統領と面会し、アジア系住民に対するヘイトクライム撲滅を呼びかけました。
アメリカでのアジア系への差別は長い歴史があり、今始まったことではありません。ですが、近年新型コロナウイルスが中国武漢から発生したと考えられており、さらに深刻化しています。私は、BTSのメンバーであるシュガさんの言葉が心にとても響きました。「人と違うことは悪いことではない。私たちが心を開き、あらゆる違いを受け入れるところから平等が始まると思います。」その言葉から私は、まず、お互いの違いを認め、相手を大事にする気持ちが大切だという事を強く感じました。そして、文化だけでなく、性別、好きなことや得意な事など、お互いが違う事はたくさんあります。違いがあるからこそ、学びあい、発見することができるのではないかと思います。不平等を減らすにはさまざまな人種や異文化に触れる機会を増やしたり、差別があるというこの現状に向き合い、多くの人に知ってもらう事
が必要ではないかと思います。この小論文を書く機会を通して、私も不平等や差別について学ぶことができました。多くの人に現状を伝えていきたいと思います。

前へ  |  次へ

一覧に戻る