[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『貧困を教育でなくそう』

小論文

『貧困を教育でなくそう』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

あなたは一日にいくらお金を使いますか?あなたの食べているご飯は一食いくらでしょう?世界には、1日1.9ドル以下、日本円に換算すると、200円以下で生活をしている人が約7~8億人います。1日200円では、おなかいっぱいに食べることも、光熱費や通信費などの生活費、ましてや学校に行くお金を払うことも出来ません。私たちが毎日送っている生活は、生まれる国や地域によっては当たり前ではないのです。世界中の人々が、十分な食べ物を得て、健康的な生活を送ることの出来る地球、貧困をのない地球をつくるためには、どうしたらいいのでしょうか。
貧困になる大きな原因として、教育を受けていないことが原因で安定した職業につくことができないということが挙げられます。その背景には、生まれた家庭が貧困で、家族のために、食べるために、働かなければならず学校にいけないという環境や、紛争や内戦のせいで学校に通えなくなった子どもがいるのです。また、現在コロナが流行している影響で、学校に通えなくなってしまったこどもは、約16億人にものぼります。学校に行けず、十分な教育が受けられない子どもたちは、大人になっても安定した仕事に付けず、またその子ども達も貧困になってしまう、貧困の連鎖が続いてしまうのです。
全ての子ども達が学校に行けるようになるためには、まず、法や制度によって子どもたちの権利を保証するところから始めなければなりません。日本では教育を受ける権利が憲法によって保証されています。国民皆教育制度を作らなければ、いつまで経っても学校にいける子どもと行けない子どもの格差が無くならません。国家や国際連合が積極的に整備していく必要があります。
平等な教育機会を実現するために私たちができること、それはまず、現地の現状を知る、ということです。私もこのSDGsボランティアに参加するまでは、世界の貧困層の生活について漠然としたイメージしかありませんでした。しかし、ユニセフや国連、そしてカンボジアの学校の動画を通して、現地の人々の生の声を聞き、この現状を何とかしたい、支援したいという気持ちになりました。日本のSDGsの認知率は50パーセント未満と、とても低いです。学校でSDGsの課題学習をする、広告やテレビなどで認知の機会を増やす、そしてSNSなどで現地の人の声を届ける、など、貧困の現状や教育の不平等を伝えることが必要です。それは直接的な支援とはまた違うかもしれませんが、多くの人に問題意識を持ってもらうことが問題解決の第1歩となると思います。
いつか世界中の人々の毎日の生活が笑顔で溢れるように、まずは知ることから始めるべきだと私は思います。

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