[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『持続可能な社会にするために』

小論文

『持続可能な社会にするために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

将来今のように夜中に電気をつけることができるか、私は不安である。その理由として、日本のエネルギー自給率が低いこと、世界的に使われている化石燃料の総量の低下などがあげられる。
 まず、日本におけるエネルギー自給率の低さについてだが、これは日本にエネルギー資源(化石燃料)が乏しいことが原因である。日本のエネルギー自給率はわずか11.8%。しかし、問題は自給率の低さではなく、自給率に対する消費率が釣り合っていないことにある。なぜなら、日本のエネルギー消費率は世界第5位である。これは人口などを考えても異常な量である。
 そこで日本では、再生可能エネルギーを活用することや、プラスチックごみを燃やさずに埋め立てに使ったりと、リサイクルをしている。再生可能エネルギーの普及率は世界的に見ても高いほうである。その中でも太陽光発電に関して世界第3位である。だから、日本では再生可能エネルギーの中でも太陽光発電に力を入れればいいと思う。ソーラーパネル設置について、よく森林を伐採してそこに設置しているのを見かけるが、CO2削減も目標に入っているのに木を切ってしまっては意味がない。そこで、家に設置するソーラーパネルが必須となるが、普及率はあまり高くない。東京や宮城、愛知などの普及率は高いが、ほかの県はいまいちである。家にソーラーパネルを設置することによって自家発電ができるので、火力発電など化石燃料を多く使う発電方法からの電力を大幅に削減することができる。しかし、ソーラーパネルの値段は51万円から81万円もする。そこに固定器具プラス工事費用、蓄電池など全部そろえようとしたら120万円前後となるため、なかなか手を出しづらい。だから、国には補助金制度を導入してほしい。実は2014年に廃止されてしまったが、制度は存在した。補助金制度を導入すれば、結果的に大幅なエネルギー問題解決への第一歩となるはずである。
 日本では、レジ袋有料化やプラスチックごみを極力燃やさないなど様々な取り組みをしてるが、あまり効果はないように思える。理由として、レジ袋廃止についてだが、そもそもレジ袋を削減してもたいして影響がないのである。それでもやらないよりはいいかもしれない。加えて、エコバックなどを使う人もいるが、全員ではないが私がスーパーマーケットに行くとやはりポリ袋を買っている人が多いように感じる。なぜなら、ポリ袋は家庭内でも使うことができるからだ。もはや日本でポリ袋は身近にあり、利便性が高いものである。レジ袋を有料化してもエコバックを持っていくのはショッピングセンターぐらいで、コンビニエンスストアなどでは使わないことが多い。それなりの量を買えば必ずレジ袋を買うだろう。つまり、大幅なプラごみ削減とはならなかったのである。それに加えて、レジ袋などを作っている中小企業が倒産したり財政危機に立たされている。レジ袋有料化が急に決まったのと、コロナによる打撃もあっただろう。レジ袋の主な原料であるポリエチレンを燃焼しても発生するのは二酸化炭素と水と熱のみで、ダイオキシンなどの有害な物質は発生せず、ごみ処理場では燃料的役割を果たしており、重油などの燃料の代わりになっている。国はメリットばかりみて即実行したが、デメリットの方が大きいのではないかと感じる。年々減少する化石燃料。石油は約46年、天然ガスが59年とあと半世紀ちかくで枯渇してしまう。そのためにもソーラーパネル設置の補助金、効果のある政策をしてほしい。また、個人個人でもできることが複数ある。これからの未来の安寧のため、無駄なエネルギー消費を控えることが大切である。

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