[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『日本のジェンダー平等』

小論文

『日本のジェンダー平等』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

武田周大
私はSDGsの目標5、「ジェンダー平等」について調べました。ジェンダー平等とは、ひとりひとりが性別に不自由を感じることのない社会を意味します。
身近な問題としては、「アンコンシャスバイアス」(無意識の偏見)や、「性的マイノリティの受け入れ」などがあります。偏見の問題は、「男性はデートの際に奢るべきだ」とか、「女性は可愛らしくいるべきだ」などの勝手な思い込みがあり、マイノリティに対しては、「同性婚」や「トランスジェンダー」の方のトイレの問題などがあります。
2022年7月に発表された世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップリポート」では、日本は416ヵ国中116位であり、G7の中では最低ランクとなっていました。特に点数が低かったのは、「経済」と「政治」で、政治に関してはほぼ0点といった位置づけでした。しかし、「教育」と「健康」ではほぼ評価はかなり高く、ほぼ満点という数字でした。
日本の取り組みとしては、「育MENプロジェクト」や「ポジティブアクション」といったものがあります。とくに、育MENプロジェクトは女性だけでなく、男性にも育休を取らせることを推進しているもので、これは「女性は育児と家事をするべき」との偏見にNOを突きつけるものであり、もっと推進してもいいかなと思いました。マイノリティへの取り組みとしては、自分が一番問題だと思うのは、「同性婚」です。これは、同性愛者が同性の人と結婚することです。残念ながら、日本では同性婚はまだ認められていません。そこで、地域ごとに「同性パートナーシップ制度」というものを作り、現在では約130の自治体で施行されています。これは、各自治体が同性同士のカップルを婚姻に相当する関係と認めて、その証明書を発行する制度です。しかし、パートナーシップ制度は法的には「家族」として認められていないため、遺産や子どもなど、まだまだ問題が多いのが現状です。
日本はこの他にも取り組んでいることはありますが、それを含めてみても世界的にはまだまだ遅れているなと感じました。一番おかしいと感じたのは政治でした。選挙や国会についてやっているテレビなどを見ても男性ばっかりで、女性は全然少ないという印象が残っていました。今回調べてみて、やっぱり政治のジェンダー平等はまだなんだと思ったとともに、日本は遅れていながらも真剣に向き合っているんだなということが分かりました。

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