[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『多様性を知る』

小論文

『多様性を知る』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私は、テレビで同性愛者のドキュメンタリーを見た。初めは、気持ち悪い、おかしいなどのマイナスな気持ちばかり抱いてしまった。なぜ、同性の人を好きになるのだろうと、どれだけ考えても分からなかった私は疑問を持つようになった。
 まず、同性愛者について調べてみた。そしたら、LGBTという言葉が目に入ってきた。私は、耳にすることはあったけど詳しいことは知らなかった。だから、さらに調べていったら性的マイノリティーのうち、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの総称のことで、レズビアンは女性同性愛者、ゲイは男性同性愛者、バイセクシュアルは両性愛者、トランスジェンダーは性別越境者ということを知った。年々、LGBTの割合は増えていて左利きの人の割合とほぼ同じである。これをみて私は驚いた。LGBTのことを知らない人は沢山いるのに、LGBTの割合は増えていっているからだ。日本はLGBTに対する理解が遅れていると言われている。そのため、LGBTの人は私生活から少しずつ生きづらさを感じていることを知った。例えば、病院の受付表の名前欄の横に(男・女)のみ選択する項目があったり、小さい子供に〇〇ちゃん、〇〇くんと呼んでいたり、色分けや男女規範に基づいた表記を行っているトイレの色の表示や掲示物の内容など。普段、何気なく生活している中にLGBTの人は違和感を感じている場面が多くあることに気づいた。他にもLGBTの人たち以外に名前があり、シスジェンダーは生まれた時に割り当てられた性別と性同一性が一致し、それに従って生きる人のこと、ヘテロセクシュアル(異性愛者)は男性と女性の間での親愛や性愛を表すことを知った。性的少数者は一般の人と比べて自殺者数も多いということを知り、今の世の中は住みづらい環境にあるということに気づけた。
 同性婚についても気になって、なぜ認められていないのか調べてみた。その結果、裁判所はLGBTの人の利益が損なわれることを認めながらも、国民の大多数の理解や議論が足りていないことから認めないという決定を出した。私は、なぜ、大多数の了解がないとLGBTの人は平等な生活ができないのだろうか、見て見ぬふりをしているのではないかと疑問ばかり生まれてきた。
 今回、SDGsの目標の『ジェンダー平等を実現しよう』ということからLGBTについて調べてみて、日本のジェンダー平等はどうなっているのか気になった。知らないことで無意識に「生きづらさ」を感じさせていることを知り、「知ること」が一番大事であると学んだ。また、自分が思っている普通が相手にとっての普通かは分からないため、相手を理解しようとする気持ちが大切だと思った。
 
 

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