『私の使命』
私がSDGsという言葉を耳にするようになったのは、中学生の頃でした。しかし、当時はそれが何を意味するのか、詳しくは理解していませんでした。ある日、テレビで紛争地域で活動する日本人の姿を見て、初めて世界の現状を認識しました。紛争や貧困で苦しむ人々がいることを知り、「何か自分にできることはないか」と考えるようになりました。
そんな時、中学の公共の授業でSDGsについて学び、自分が関心を持っているのはこれだと気づき、SDGsの学習を始めました。高校入学後、探求活動では「発展途上国の子供たちの未来を豊かにするには」というテーマを掲げ、紛争地域に関する文献を読んだり、現地で働く人々にインタビューを行ったりしました。
高校2年生の秋、カンボジアSDGs海外ボランティア研修のポスターが目に留まりました。学びたいことが詰まったこのプログラムに、迷わず応募しました。
実際にカンボジアを訪れ、多くの学びと気付きを得ました。その中でも特に、学校の子供たちとの交流は、私にとってかけがえのない経験となりました。
ボランティアとして授業を行った際、学ぶことに非常に熱心で意欲的な子供たちの姿が印象的でした。また、子供たちは常に笑顔で明るく、授業が終わると習った日本語や英語を使い、手紙を書いてくれたり、似顔絵を描いてプレゼントしてくれました。子供たちのその純粋な心からの優しさに触れ、ボランティアとして参加したはずの私が逆に子供たちの温かさに救われました。
実際にカンボジアを訪れ、想像以上にたくさんのことを感じ、学びました。その中でも特に、学校の子供たちとの交流は、私にとってかけがえのない経験となりました。
ボランティアとして授業を行った際、学ぶことに非常に熱心で意欲的な子供たちの姿が印象的でした。また、子供たちは常に笑顔で明るく、授業が終わると習った日本語や英語を使い、手紙を書いてくれたり、似顔絵を描いてプレゼントしてくれました。子供たちのその純粋な心からの優しさに触れ、ボランティアとして参加したはずの私が逆に子供たちの温かさに救われました。
カンボジア訪問前、私は発展途上国の人々を「不便な生活を強いられ、不幸だ」と決めつけていました。しかし、子供たちとの交流を通して、その考えが間違っていたと気づきました。課題解決には、自分の意見を押し付けるのではなく、相手と同じ目線で考えることが重要だと学びました。また、相手と同じ目線で考えるとはどういうことかを理解することができました。
帰国後、カンボジアで学んだことを伝えるために、積極的にプレゼン大会や小論文コンテストに参加しています。
子供たちへの恩返しとして、将来は学ぶことに熱心で意欲的な子供たちが十分な教育を受けられる環境を作りたいと考えています。そのために、知識と経験を積み、客観的に物事を考える力を養いたいと思っています。そして、発展途上国への関心を広げる活動を続けていきます。学んだことを人に伝えることこそ、SDGs達成のための私の使命だと感じています。