[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『海を守るための選択 ~プラスチック依存からの脱却と未来への責任~』

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小論文

『海を守るための選択 ~プラスチック依存からの脱却と未来への責任~』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

現在、世界の海には1億5000万トンものプラスチックごみが存在すると言われています。さらに毎年、東京スカイツリー222基分の重さに相当する800万トンものプラスチックごみが新たに海に流れ込んでいます。そして、その多くはゴーストギアと呼ばれる破損した漁網やロープであり、年間50万トンから115万トンが流出しています。このままでは、2050年には海のプラスチックの重量が魚の重量を超えると予測されています。
 海洋プラスチックは、海洋生物に深刻な影響を与えています。例えば、2019年3月にフィリピンの海岸に打ち上げられたクジラの胃から40キログラムのプラスチックが見つかっており、プラスチックによる影響は914種もの動物に及び、そのうち100種以上が絶滅の危機に瀕しています。また、私たち人間も例外ではありません。食用の海洋生物の体内にはマイクロプラスチックが蓄積されいる為、私たちは魚類を通して間接的にそれらを摂取しています。その結果、発癌性のリスクや免疫機能の低下などを引き起こす可能性があるなど、海洋生物だけでなく、人間にも大きな影響があります。
 しかし、こうした状況に対して「プラスチック製品は生活に欠かせない」という意見もあります。特に、医療や食品保存の分野ではプラスチックは必要不可欠であり、全てを排除することは現実的ではないとの主張があります。また、低所得国ではリサイクルや代替素材の導入が経済的に難しく、プラスチック依存から脱却するための支援が求められています。
 では、私たちは海洋プラスチック問題を解決するために何が出来るのでしょうか。解決策を3つ提案します。
 1つ目に、漁業の廃棄物管理の強化です。環境省によると、世界中で発生する海洋プラスチックごみの容積のうち、26.2パーセントはゴーストギアによるものとなっています。これらを減らすために、漁具の適切な廃棄やリサイクルを推進する仕組みを作ることが重要です。例えば、日本の一部地域では使用済み漁具をリサイクルして新しい製品に加工するプロジェクトが始まっています。
 2つ目は、消費者としての私たちの行動です。使い捨てプラスチックを使用せず、マイボトルやエコバッグを利用することで、プラスチックごみを直接的に減らすことができます。マイボトルを使うだけで、1人あたり年間約116本のプラスチック廃棄物を削減できるとされています。
 3つ目は、低・中所得国へのインフラ整備の提供です。低所得国や中所得国では、プラスチックの廃棄処理施設が整っていないため、海洋への流出が多くなっています。高所得国が資金や技術を提供し、廃棄物処理のインフラを整備することで、流出を大幅に減らすことが期待できます。
 これらの取り組みによって、海洋生物への被害を減らし、持続可能な漁業を実現でき、小さな行動の積み重ねが海洋環境の改善につながります。
 一度海に流出してしまったプラスチックを完全に回収・除去することは、ほぼ不可能だと言われています。そのため、私たちには海への流出を防ぐためにプラスチックの使用を削減し、生産されたプラスチックは環境に配慮して適切に処理する責任があります。海洋プラスチック問題を解決するには、一人一人の日々の行動と国際的な協力が欠かせません。私たちは、プラスチックに依存しない生活を目指し、海洋環境を守るために何ができるのかを考え、実践していく必要があります。海の豊かさを守るために、私たち自身が変わり、行動を起こしましょう!

発表会の様子

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

満足 4つ星評価

受講前の気持ち

SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

すごく良かった!
勉強になった!

研修を受講した理由を教えて下さい

sdgsに興味があったため。誰かの為になるような活動をしたかった。将来、国家間での環境格差をなくしたいため、少しでもsdgsのことについて理解を深めたかったから。

研修を受講した感想は?

初めて日本語を教えるボランティアもでき、とても楽しかった。インターネット上では膨大な情報源があるため、何を信じて何が正解かを見分けるのが大変だったが、このプログラムで信用できる情報を元に多くのことを学べて、知識量が増えて参加して良かったと思えた。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

学んだことを生かして、sdgsの認知度を上げたい。今回学んだことは忘れずに、将来の夢に向けて活用していきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

日本語を教える授業でのボランティア活動など、普段自分で出来ないことを体験できたので頑張って下さい

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