『私たちが生んだ世界規模の課題を私たち一人ひとりが解決に向けて。』
私は、今の日本の現状としてSDGs達成に最も貢献しているのは企業や団体といったイメージが強いと感じる。しかし私たち個人が取り組まないことには達成できないのである。今回の研修を通して、自分ゴト化して考えることと行動することの大切さを学んだ。そこでSDGsの達成に向けて、今の私が貢献できることはたくさんあるが、すぐに行動を起こせる、3つの目標に注目した。
まず私が注目したのは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の目標である。至る所で見かけるようになった太陽光や風力などの再生可能エネルギーだが、実は世界で使われているエネルギーのうちの19%ほどなのだ。この問題に対し、使用していない部屋の電気を消すことや冷蔵庫の開け閉めをこまめにしないこと、交通手段としてなるべく徒歩や自転車または公共交通機関を使用することを心がけていきたい。また将来、家を建てるとなった場合には、太陽光発電設備を設置することで再生可能エネルギーの利用もしていきたいと考える。
次に注目したのは「海の豊かさを守ろう」の目標である。私はいろんな場所の海に行ったことがあるが、どこの海にいつ行っても、必ずゴミがある。このような現状から今の私にできることは、地域のボランティアに参加をし、砂浜に散乱しているゴミを拾う活動や、そもそもゴミを出さないようにマイボトルやマイバッグの使用をすることである。
3つ目に注目したのは、「陸の豊かさを守ろう」の目標である。この達成に向けて取り組めることは資源を大切にすることである。森の動植物、地域の人々に配慮し、将来も豊かな森を維持できるように管理された森の木材が使われているFSC認証のついたモノを購入することや、5Rを意識することである。
この研修を通して、さまざまな基準や何人に一人が危機に陥っているのかなど知らなかった具体的な情報について学習することができた。またSDGs達成に向けて個人ができることは、たくさんあるということを改めて理解することができた。最後に、人間が生み出してしまった世界規模の課題は、私たち一人ひとりが解決に向けて行動を起こしていくことがSDGs達成の唯一の方法であると考える。