[ぼらぷらSDGs小論文]

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『壊れながらつながる命  動的平衡が教えてくれたこと』

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小論文

『壊れながらつながる命  動的平衡が教えてくれたこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私は普段から親友と、「人類はなぜ生まれ、なぜ今ここに存在しているのか」という問いを語り合ってきた。友人が哲学的な視点から考察する一方で、私はその答えを、分子や細胞といった生命の最小単位から探りたいと考えている。哲学が「意味」を問い続けるなら、私は「仕組み」で応えたい――その思いを鮮明にしたのは、二つの体験だった。
 一つ目は、大阪・関西万博で出会った「動的平衡」という概念である。生命は壊れながらも絶えず作り変えられ、維持されていく――その科学的な視点に強く心を動かされた。細胞や分子が刻々と入れ代わりながらも、全体として生命が保たれるという事実は、私が追い求めてきた「命の仕組み」を理解する手がかりのように思えた。
 二つ目は、その感動が冷めやらぬうちに参加した、カンボジアでの海外ボランティア研修である。私が訪れたのは、農村部や湖上の集落だった。濁った湖に浮かぶ家、裸足で土の上を駆ける子どもたち。水を飲むときには、ひとつのコップをみんなで回し飲みしていた。簡素な教室が、風にあおられてガタガタと揺れた。素手で地面を整える小さな手――どれも私の想像を超える現実だった。授業中、腕に「ゆうか」と私の名前を書き、何度も抱きしめてくれた子のぬくもりは、今も忘れられない。
 カンボジアは、かつて政権崩壊により多くの教師や知識人を失い、教育の土台が断たれた歴史をもつ。現在も貧困や通学環境の不備が子どもたちの未来を脅かしている。それでも彼らは笑い合い、学び、命をつなごうとしていた。その姿は、まさに「動的平衡」を生きる人々だった。命は決して完全ではなく、環境に揺さぶられ、時に傷つきながらも、それでも前へ進もうとする。万博で学んだ概念が、現実の光景と結びついて、私の中で実感に変わった瞬間だった。
 この二つの体験を経て、私は生命科学を学ぶ目的が明確になった。分子レベルで生命の成り立ちや変化の仕組みを解明し、その知見を社会や人々の生活に還元したい。例えば、環境の変化や栄養状態が脳や発達に及ぼす影響、遺伝子やゲノムの働きが人の営みに与える役割などを探りたいと考えている。科学はすぐにすべての課題を解決できるわけではない。しかし、仕組みを理解することは、未来を切り開くための第一歩だと信じている。
 命は常に変化し、揺らぎながらも未来へ手を伸ばす。その連鎖の一部として生きる自分が、何を見て、何を学び、どう未来に関わるのか――その答えを探し続けたい。この問いと向き合い続けることは、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」や目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成にもつながると考えている。だから私は、この問いをこれからも探求したい。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

満足 4つ星評価

受講前の気持ち

将来の進路に活かしたい

受講後の気持ち

いい経験になった!

研修を受講した理由を教えて下さい

今の日本の生活はインフラも整備され、とても恵まれた環境にあります。ニュースや本の中で「失われた30年」という言葉を耳にします。これは日本が以前ほど成長できず豊かさを失ったとされる時期を指しますが、それでもなお、日本の暮らしは申し分ないほど整っていると感じています。
だからこそ、そうではない国の現状を自分の目で見ることに意味があると思いました。二次情報ではなく一次情報を得て、実際に体験し、そこで考え、どう行動するか頭を使うことが大切だと考え、今回の研修に参加しました。

研修を受講した感想は?

一次情報を得たいと思って参加しましたが、実際に訪れてみると想像以上に衝撃が大きく、本やニュースで知るのとは全く違う現実を五感で感じました。
ホテルではシャワーが水で水圧も弱く、湯船に入ることもできませんでした。トイレなど衛生面も日本とは大きく違い、日常のありがたさを改めて実感しました。

また、戦争の歴史を伝える施設では、多くの先生や知識人が命を奪われてしまったことを知りました。さらに、今でも出稼ぎのために家族と離れて暮らさなければならない人が多いことも学びました。こうした厳しい状況の中でも、子どもたちは笑顔を見せ、学び続けていました。その姿から、命のたくましさと未来への希望を強く感じました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

今回の経験で、生活環境や教育の格差が人々の未来に大きく影響することを実感しました。私は「人の役に立ちたい」という気持ちを最初から強く持っているわけではありません。けれど、自分の「知りたい」という探求心を大切に学んでいけば、その成果は結果的に社会や人々に還元できるのではないかと感じています。これからも、自分の興味を深めながら学び続けたいと思います。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

カンボジアでの生活は、日本と比べると不便なことや驚くことがたくさんあります。でも、その一つ一つが貴重な学びになります。迷っている人は、ぜひ一歩踏み出してみてください。本や映像では分からない“生の体験”が待っています。

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

今回の研修は、正直に言うと準備段階から戸惑うことも多く、「大丈夫かな?」と不安になる場面もありました。けれど、そうしたハプニングも含めて、自分で考えて動く練習になったと思います。現地での経験はそれ以上に大きな学びと感動を与えてくれました。これからも、多くの学生が安心して挑戦できるように応援しています。

ふきだし

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