『経験から考えるSDGs』
私はこの夏、カンボジアでの教育ボランティアに参加し、現地の子どもに英語と日本語を教える活動を行った。その経験の中で貧困や衛生環境の差などを肌で実感しSDGsが掲げる「4.質の高い教育をみんなに」の実現には多くの課題があることを感じた。
カンボジアでは主に小学校低学年くらいの年齢の子供達に教えた。 日本語を書く取り組みの際、子供達はスラスラと文字を書けていたので読み書きにはあまり問題はないのではないかと感じた。
一方ほぼ裸足の子供や制服を着てない子供、そもそも家の仕事を優先してあまり学校に通えてない子供がいるということを知り家庭の経済状況による格差を肌で感じた。特に教育を受ける権利が生活のために奪われている現実に衝撃を受けた。 また、私と同い年だという女の子が実年齢より幼く見えたことにも驚いた。 このことは、栄養や生活環境、心理的成長に影響が出ている可能性を示していると考えられる。
また衛生環境にもかなり日本と格差があるように感じた。
トイレでトイレットペーパーが流せなかったり、私が当然のように靴を履いて歩くところをほぼ素足で歩いていたり衛生に対する価値観の違いを目の当たりにした。
このように、カンボジアの現場での教育支援を通じて、SDGsの「質の高い教育をみんなに」を実現するには単なる授業の提供だけでは不十分であることを痛感した。経済的な理由や家庭環境によって教育の機会が奪われている現状や、衛生面や栄養不足などの生活環境の問題は、子どもたちの学習意欲や成長に大きな影響を及ぼしている。
またこれは「3. すべての人に健康と福祉を」や「1. 貧困をなくそう」「6. 安全な水とトイレを世界中に」などにも深く関わっていると言える。
この経験から、私はSDGsの課題は一つひとつが深く絡み合っていることを実感した。ある問題を単独で解決しようとしても、他の問題と深く絡まり合っているので複雑化し、SDGsの達成が容易ではないと感じた。
これらの問題を解決するためにはまず、現状を正しく把握することが大切だと考えた。
実際、私もこのプロジェクトに参加するまでは、発展途上国の農村部の衛生環境や教育格差の問題について全く知らなかった。しかし、現状を知った今は、募金など自分にできることを積極的に行おうという意識に変化した。
このように、先進国の人々が発展途上国の現状を正しく把握し行動に移せば少しずつだが現状は改善されると思う。
SDGsを他人事としてではなく自分事として捉えて積極的に動くことの重要性を実感した。今回の経験を通して、SDGsの達成には一人ひとりの意識と行動が不可欠であることを実感した。私も、この先様々なボランティア活動に参加していきたいと思う。
大変満足
将来の進路に活かしたい
一生モノの学びになった!
進学に使いたいから
今回初めての海外で不安を抱えながらの参加でしたが、ものすごく楽しむことが出来ました!現地の子供達はみんな明るく接してくれるので、人と関わるのが苦手な私でも積極的に子供達と交流することが出来てとても嬉しかったです。とても貴重な体験をすることができたのでこれからの人生に活かしていきたいと思いました。
SDGsの問題に関心を持つようになったので今回の経験を活かしていろんなボランティア活動に参加してみようと思った。
一生忘れられない経験になるので楽しんできてください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
現地のスタッフさんがものすごく優しく明るく接してくれてとても嬉しかったです♪これからも頑張ってください!