『2030年に向けて、私ができること』
SDGsは2030年までに達成をめざす世界共通の目標だと知ってはいたが、正直なところ、以前はどこか遠い話のように感じていた。2030年なんてまだ先のことだと思っていたからだ。けれども今は2025年。残された時間は想像以上に少なく、このまま何もしなければ環境破壊や不平等がさらに深刻化し、次の世代に重い負担を残してしまうのではないかと不安になった。私たちは同じ地球に生きている仲間であり、未来を守る責任を分かち合っている。だからこそ「私とSDGsと世界」というテーマを、自分ごととして考えたいと思うようになった。
私は17の目標すべてに意味があると感じているが、特に「教育」「不平等」「住み続けられるまちづくり」「陸の豊かさ」「平和と公正」に強く心をひかれる。中学校の授業でSDGsについて調べる機会があり、私は「家の周りの用水路」をテーマにした。実際に歩いて観察すると、柵が途切れていて、小さな子どもや高齢者にとって危険な場所があると気づいた。自分の生活圏にすら改善すべき課題があることを知ったとき、SDGsは遠い国や大きな組織の問題ではなく、身近な暮らしとつながっているものだと実感した。その経験から、目標11「住み続けられるまちづくり」に対する関心がさらに深まった。
また研修を通じて、「一見よさそうに見える取り組みも、別の角度から見ると新しい課題を生み出していることがある」と学んだ。例えばプラスチック削減は良いことのように思えるが、代わりの素材をつくる過程で別の環境負荷が生まれる場合もある。こうした気づきから、SDGsを考えるうえでは一方向の視点だけではなく、多角的に見ることが欠かせないと感じるようになった。
今の私にできることは小さなことばかりだ。マイボトルを持ち歩いたり、家庭で出た生ごみを分けて堆肥にして家庭菜園に使ったり。とてもささやかな行動だけれど、「小さな一歩が積み重なれば大きな変化になる」と信じて続けている。そして家族や友人に学んだことを話し、気づきを共有することも心がけている。自分ひとりの努力は限られているけれど、その輪が広がっていけば確実に社会を変えていけると考えている。
将来の私は、国際的に人と人をつなぐ仕事をしたいと思っている。例えば客室乗務員のように、世界中の人々と関わりながら多様な文化や価値観を尊重し合える環境に身を置きたい。そこで出会う人たちに、環境や平等の大切さを自然な形で伝えられる存在になれたらと思う。SDGsは特別な人が取り組むものではなく、日常生活にある一つひとつの行動から始められるものだということを、自分自身の姿で示していきたい。
結論として、私にとって「私とSDGsと世界」は切り離せないものだ。2030年までの時間は限られているが、私の行動は確かに世界とつながっている。私の小さな一歩が友人を動かし、地域を変え、やがて世界へ届く――そう信じて、これからもSDGsの目標達成に向けて歩みを進めていきたい。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
私はもともと海外に関心があり、中学生の頃から授業を通じてSDGsについて学ぶ機会が多くありました。その中で、国際的なつながりや協力に興味を持つようになりました。特にカンボジアは、日本との関わりが深い国であると感じており、そうした背景から学びを深めたいと思いました。今回の活動を通して、異なる文化や価値観を持つ人々と関わり合うことの大切さを学ぶと同時に、人に何かを伝える際の工夫やコツも身につけたいと考え、参加を決めました。
今回のSDGs小論文コンテストに参加し、改めて「持続可能な社会づくり」は特別な人だけのものではなく、自分の身近な行動から始まることだと実感した。文章として形にすることで、自分の考えを整理でき、SDGsを自分ごととして捉え直す大きなきっかけとなった。
この経験を、学校生活や地域活動での発信に活かしたい。例えばボランティアや授業で意見を述べる際、SDGsの視点を意識し、多様な課題を多角的に考えられるよう努力したい。将来は国際的に人と関わる仕事を目指しているため、今回の経験はその第一歩になると考えている。
難しそうに感じるかもしれないが、身近な経験や思いを素直に書けば十分伝わるし小さな気づきでも、大切な学びに変わるので、自分の言葉で挑戦してみてほしい!