[ぼらぷらSDGs小論文]

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『支援ではなく学び合い』

小論文

『支援ではなく学び合い』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

カンボジアでの経験を通して、私が最も強く感じたのは「当たり前の価値」と「学ぶことの意味」、そして「人と人とのつながりの大切さ」である。日本で生活していると、安全な水や整った教育環境は当然のものとして存在している。しかし現地では、それらが決して当たり前ではない現状を実感した。

特に印象に残っているのは、現地の子どもたちに日本語や簡単な英語を教える活動を行った時のことである。授業では、紙と鉛筆が十分に行き渡っていない中でも、子どもたちは目を輝かせながら一生懸命にノートを取り、私の話を聞いていた。ある一人の子どもが、授業の終わりに拙い日本語で「ありがとう」と伝えてくれた。その一言は短いものであったが、私にとっては忘れられない出来事となった。

その子は決して恵まれた環境にいるとは言えない。しかし、学ぶことに対して純粋に喜びを感じ、知識を得ようとする姿勢を持っていた。その姿を見て、私は自分自身が日本でどれほど恵まれた環境にいながら、それを十分に活かせていなかったのではないかと強く反省した。同時に、「学ぶこと」は義務ではなく、本来は自分の可能性を広げる大切な機会であると気づかされた。

また、言語や文化の違いがあっても、人は心を通わせることができるということも実感した。言葉が通じない場面では、笑顔やジェスチャーを使ってコミュニケーションを取ったが、それだけでも十分に思いは伝わった。現地の人々は決して裕福ではない中でも、常に温かく接してくれた。その経験から、物質的な豊かさだけではなく、人との関わりや思いやりこそが、人の幸福に大きく関わるのだと学んだ。

さらに、この経験を通して、「支援する側」と「支援される側」という一方的な関係ではなく、互いに学び合う関係の重要性にも気づいた。私は教える立場として活動していたが、実際には多くの価値観や気づきを現地の人々から受け取っていたのである。このことから、相手を対等な存在として尊重し合う姿勢が大切であると感じた。

これらの経験を踏まえ、今後は自分の置かれている環境に感謝しながら、日々の学びに主体的に取り組んでいきたい。また、私は将来は日本語教師や教育に関わる仕事を通して、異なる文化を持つ人々と関わり、互いに理解し合える社会の実現に貢献したいと考えている。カンボジアでの経験は、私の価値観を大きく変え、今後の生き方に影響を与える貴重な学びとなった。

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