フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア

フィリピンでの1週間

  • 評価5つ星評価 ニコニコマークもう一度行きたい
  • 2013年9月参加
紹介割コードin051318744

とっても濃い1週間でした。絶対に価値のある、人生において宝物になるくらいの経験ができたと思います。

参加後の気持ち

もう一度行きたい

プログラムに参加した理由を教えてください

私は、高校生の時に学校の授業で飢餓に苦しむ子供たちや幼いのに兵士として戦っている子供たちがいること、貧しいがために教育を受けることができない子供たちがいるという世界の現状をありありと目の当たりにしました。ボランティアに興味、感心を強く持ち始めたのはその頃からです。進路を考えていた時、発展途上国の発展を農業というジャンルからお手伝いできるという、東京農業大学の国際農業開発学科があるということを知り、ここに入学することを心に決めました。大学では、熱帯地域や南米を中心とした発展途上国の厳しい現状を知り、世界中が平等で皆が幸せに暮らせるような世界を創造することが難しいことであることを実感しました。今回、このボランティアに参加したいと思ったのは、実際に現地に行くことで見える現状と自分の中の想像していた現状との誤差を改め、今後どうしていけばいいのか考えるための始めの一歩となればいいなと思ったからです!

プログラムに参加した感想は?

 フィリピンから帰ってきてもうすぐで1週間が経とうとしています。東京に戻って、今まで通りの生活になってから不思議なことにフィリピンで過ごした日々がずっとずっと前の出来事のように感じられます。東京では、道を歩いていていても、ゴミ山なんてどこにもないし、夜に一人で外を歩くこともできます。かばんをお腹の中に隠して移動する必要もないし、水だっって蛇口をひねれば使いたいだけ使うことが出来ます。そんな便利で安全な生活に戻って少しはほっとするのかなと思っていましたが、そんなことは全くなくて、逆に心に穴が開いてしまったようにどこか寂しくて、一人になった時は必ず、現地の子どもたち、スラム街の風景、マスターの暖かい言葉を思い出して胸がぎゅってなるくらい皆さんが恋しくなります。今でもすごく会いたいです。
 私は、ボランティアに参加したとき、とにかく一度は発展途上国に行ってみたいという思いと、実際に現地に行ってみれば自分に何かできるだろうという、今考えてみればとっても甘い考えがありました。単刀直入に言うとボランティアというものを完全に舐めていたと思います。しかし、初日にすでに素敵な笑顔で話しかけてきてくれる子供たちを見て、自分の中のスラムというイメージとのギャップに驚かされました。また、マスターに何のビジョンがあってここに来たのか尋ねられて、現地のこともよく調べずにほいほい来てしまって、ずば抜けた特技も明確なビジョンもなかった私がここに来る意味はあるのかなとか、結局何もできないんじゃないかとか、自分の考えの甘さを痛感してとっても後悔しました。それでも、マスターがおっしゃったように本当は親孝行に使うべきお金を親が出してくれたので、このお金を無駄にしないように、私なりに子供たちに迷惑をかけないよう自ら進んで何でもやろうと心に決めました。
 しかし、自分が思っていてよりも、自分自身では何もできなくて、現地の子供たちに助けてもらってばかりでした。ボランティアしに来たはずなのに、子供たちの方が先に動いてて、進んで働いていて、それでいて私たちよりもずっと一生懸命で本当に自分が恥ずかしくなりました。マスターは私たちのことをボランティアオタクだと仰っていましたが、本当にその通りだと心から思いました。マスターが沢山のエネルギーを使って、本気で怒って私たちの伸びきった鼻をへし折ってくださったので、私たちは自分たちが何もできないただのボランティアオタクだと気づけたし、そこから本当のボランティアについて真剣に考えることが出来ました。マスターの怒った顔、怒鳴り声はびくびくするくらい怖いけどその後の「はい、怒るの終わり」っと言って見せてくださる笑顔を見るたびに私は、マスターの愛情をじんじん感じていましたよ。マスターの笑顔は暖かくて、見るだけでほっとするし、本当に大好きです。
 ボランティア活動の一環として、私たちはスモーキーマウンテンのパンの配給のお手伝いや、マザーテレサの施設の訪問をしました。私たちが現地に行ったからといって彼らの生活が何か変わるわけではないし、お手伝いもほんの些細なことしかできなかったし、子供にストレスや恐怖感を感じさせてしまったかもしれないし、自分のやってることが役に立ててることなのか分からず、正直ボランティアって何なんだろうとすごく考えさせられました。
 これからは、簡単にボランティアしに行くなんて語りません。マスターがずっと言ってた身近なボランティアである”親孝行”をしっかりできるようになってから他人の助けになることをやろうと思います。まずは、感謝の気持ちを伝えていこうと思います。いろんなこと犠牲にしてでも私を育ててくれて申し訳ないって謝るくらい、本当にありがとうって親に伝えていこうと思います。
 そして、必ずマスター、現地のの子どもたち、ジェニさん、ウェンさん、支えてくださったスタッフの皆さんに会いに行きます。沢山のことを教えてもらった恩返しをしに行きます。絶対に!!!本当に本当に1週間という短い間でしたがありがとうございました。
 
 
 

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

親に対する感謝の気持ちをいつも忘れず、ちゃんと親孝行していきたいと思いました。そして、何かを期待して行動を起こすのではなく、自分がやりたいからという理由で相手のために動ける人になれるように頑張りたいと思います。これからも、様々なボランティア活動に参加したい考えですが、ボランティアという言葉をはき違えず、進んで行動できることを目標に、いつかまたフィリピンに行きたいです。

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

はい

理由

これから参加される方へアドバイスお願いします!

とっても濃い1週間でした。絶対に価値のある、人生において宝物になるくらいの経験ができたと思います。頑張ってください!