フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア

子供たちから色々なことを学びました・・・ありがとう

  • 評価4つ星評価 ニコニコマークいい経験に
  • 2013年9月参加
紹介割コードin05778ca7b

卑劣な環境で生きている子供達・・・なのに世界中の誰よりも心から笑っていた。誰よりも人を思いやる気持ちをもっていた。子供たちから学ばせられることばかりでした・・・

参加後の気持ち

いい経験に

プログラムに参加した理由を教えてください

私は将来、看護師または保健師として働くのが目標です。大学では看護学を専攻し、現在病棟実習をしていますが、毎日患者さんと関わる中で、様々な課題がみえてきます。今、自分の受け持っている患者さんはどんな心理状況なのか、どんなケアをしたら看護問題が解決されるのかを考える毎日です。現在は、目の前の1人の患者さんのケアを勉強していますが・・・看護は世界中どこでも役立つ技術だと思っています!その技術を身につけるために、まずは実際に自分の目でみて世界の現状を知り、そこで生きている子供たちがどんなことを必要としているのか、どんな援助をしたら子供たちが抱えている問題を軽減できるのかをじっくり考えたいと思い、参加しました。

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  • ファーストエイドの様子
    ファーストエイドの様子

プログラムに参加した感想は?

上に参加動機をあげましたが、結局私はなにもビジョンのないまま現地へ行ってしまいました。そのため、「これといって自信をもてる特技もなく、20年間も生きてきたのに、本当になにをしてたんだろう・・・だからわたしは“その他大勢”なんだよ・・・薄っぺらい人間である自分がスラム街で暮らす子供たちにできることなんてない・・・どうしてわからなかったんだろう」と、現地にいけば何か出来ることがあるだろうと思っていたことを本当に後悔しました。でも、逃げることだけは絶対にしたくない!!!わたしはB型だし、いろんな子供と関わって“心で感じて”その気持ちのままに行動しよう!と決意し、7日間過ごしました。

道場の前の小さいスモーキーマウンテンを見学させていただいた時に、サンダルも履かずにゴミ山の中を歩いている子供たちをみて、「これではいつガラス等が足に刺さってもおかしくない」「サンダルを履かせてあげたい」と感じ、意見を出し、スモーキーマウンテンでのフィーディングで実践させていただきました。しかし、多くの子供と関わって感じたのは、子供達の人を思いやる優しい心、そして自分自身の無力感でした。自分ができることはやっぱりありませんでした。教えてもらうこと、学ぶことばかりでした。

スモーキーマウンテンは日本人からすれば相当劣悪な環境です。それなのに、そこで生活する人々は、互いを思いやって生きていました。母親は子供を、お姉ちゃんは妹を・・・その様子を見て、とても温かい気持ちになりました。同時にどうして恵まれた環境にある日本人よりも家族を思いやって生きることができているんだろうとも思いました。

そして、現地NGO団体の子供たちはいつも私たちを助けてくれました。夜遅くまで、私たちに付き合ってくれたり、平成宇宙人である私たちがやろうとしたことが間違っているときは、NO!と教えてくれたり、呆れられてもいいレベルなのに帰国する日までずっと見守ってくれていました。本当に本当に、本当にいい子供達でした。日本ではなかなか、こんないい娘たちには出会えないと思います。こんなにも他人を思いやることができる子供達がいるなんて・・・マスターの背中を見て育っているからですね。本当にすごい。人生をかけて、“必死で”子供たちに礼儀と秩序、自他共栄の精神を伝えているマスター、本当にすごい。

結局、私がフィリピンの子供たちにしてあげられたことはなにもありません。本当に自分は無力でした。こんな私たちのために、寝る時間を削ってまで付き合ってくれた現地NGO団体のみんな、ジェニーさん、ウェンさん、アルマさん、そして平成宇宙人である私たちにたくさんのことを教えてくださったマスター、本当にありがとうございました。

スラム街で生活して、普段の自分の生活がいかに恵まれているかということを実感しました。そして、産んでくれた育ててくれた母親に感謝しました。これからはこの感謝の気持ちを母に伝え続けていきます。最後まで私たちはマスターに認めていただくことはできなかったけど、マスターに認めてもらえる人間になるためのスタートラインに立てたと思っています。
そんな今の自分に目標を立てました。

①常に母親への感謝の気持ちを忘れない。伝え続ける。親孝行する。
②これだけは誰にも負けない!というものをもつ。私の場合は、看護学部にいるので、必死で勉強して、いつかボランティアをするべき人間になれて、海外に行くことができた時に、「医療のことなら私に任せて!」と言えるような自分になる。その他大勢からの脱却。
③自分のことは自分でする。当たり前のことだし、20歳にもなってこんなことを目標に掲げるのはとても恥ずかしいことだけど、今回いかに自分が怠けているかに気づけた。自分が母親になる日までに、絶対に達成しなきゃいけない。現地NGO団体の子供達がお手本です。
④看護の道に進むことを決めた時に、諦めてしまった英語・・・やっぱり諦めない!上達させる!

具体的にこの4つの目標を達成できたとき、もう1度明確なビジョンをもって今度こそ本当のボランティアにいきます。なりたい自分になるために努力します。

この1週間はスラム街で生活をして、どこを歩いても危険な環境で、世界の現実に悲しくなって涙を流し、悔しい思いをして、無力さを感じ、自分が情けない人間であることを痛感し・・・確実に今までの人生で1番過酷な1週間でした。そして最後の最後に携帯を紛失し、またもや自己管理能力すらない自分に幻滅し・・・最後まで現地の皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。これからマスターのもとへやって来る人々への良い反面教師になってしまいましたよね・・・でも、今はっきり胸を張って言えます。フィリピンに行ってよかった。この文章を打ちながらひしひしと実感しています。掲げた目標を達成して、今度こそマスターに認めていただき、平成宇宙人を卒業できるよう、毎日努めていきます。本当に、本当にありがとうございました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

まずは、日本で普通に過ごしていたら掲げることはできなかったであろう、この4つの目標を達成するために努力をします。そして、「その他大勢」である自分から卒業します!!!!!今度こそマスターに認めていただき、平成宇宙人を卒業できるよう、毎日努めていきます。

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  • パンのfeeding “Thank you”
    パンのfeeding “Thank you”

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

いいえ

理由

まだ、ボランティアに行くべき人間になれていないから

これから参加される方へアドバイスお願いします!

「親孝行もできていない奴が、海外でボランティアしようなんて思うな!」マスターからいただいた言葉の一つです。ビジョンをもっていて、必死で1週間活動できる覚悟のある方に行っていただきたいです。