フィリピン スタディツアー AE-2015.3.31への海外ボランティア

日本でやるべきことが見えた

  • 評価4つ星評価 ニコニコマーク勉強になった
  • 2013年9月参加
紹介割コードin07160525b

日本にあってフィリピンにないものは沢山あることは想像できると思います。しかしフィリピンにあって日本にないものもこの旅で見えてくるかも。

参加後の気持ち

勉強になった

プログラムに参加した理由を教えてください

幼いころから途上国支援に興味があった。中学二年生のとき、教科書に餓死寸前の女の子が今まさに鷲に食べられようとしている写真を見て衝撃を受け、以来途上国や国際関係、紛争について学び続けている。いつか途上国の現状をこの目で見たいと思っていたので今年は学校の奨学金でフィリピンに行き一ヶ月間語学勉強とボランティアをしようと考えていた。しかしそれが諸事情により不可能になった。だがこの夏の目標をあきらめたくなかったのこのプログラムに参加したいと考えた。

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  • みんなカメラ大好きなので注意して下さい
    みんなカメラ大好きなので注意して...

プログラムに参加した感想は?

初見の感想は途上国ではなく先進国ではないかと思ったことだった。高層ビルや高級なお店が沢山あり、スーパーやコンビニには物が溢れている。しかし滞在する時間が延びるほど貧困の中で暮らす人々の生活が見えてくるようになり格差を知った。直視できずカメラにはおさめられない現実があった。インフラが完璧に整備されておらず道路は一瞬で冠水し下水の悪臭が漂う中、わざと車に物をぶつけて気を引かせて物乞いをする少年、雨の中私たちがお店でご飯を食べ終わるのをひたすらまつ少女。傘をさすかわりにお金をせがむがりがりの老人。ガイドさんに聞いてみると物乞いで生活する人達の両親もまた貧困らしい。しかし物乞いで得たお金は親の呑み代やギャンブルにきえていくそう。巨大スーパーには流行のものが置いてあってお洒落を楽しめるし、ゲーセン、パブ、ネイルを綺麗にしてくれたり娯楽も沢山ある一方で、服が汚かったり見た目が汚い人は、その建物に前に警備が立っていて入ることさえできない。物乞いで生活をするということはその日一日を生きるということだとおもう。もちろん学校には行けないので教育をうけられない。貧困の繰り返し、生まれたときに大体自分の人生が決まっている現実が少なからずある。今回孤児院、養老院、ストリートチルドレンや親のいない子供たちが共同に暮らす施設、出稼ぎ労働で傷ついた女性と子供を守る施設をめぐり様々なこと考えた。日本への出稼ぎフィリピン人女性と日本人男性の間に生まれた子供と女性を保護する施設ではこんなことを教えてもらった。日本人は大きく分けて3つ、ビジネス、観光、移住のためにフィリピンに来る。しかしフィリピン人は”Have to"行かなければ家族を養えないから日本にいく。パブや歌手として当初は行くものの実際は8割がホステスで同伴が強いられる。子供が生まれるが離婚して日本人男性は面倒を見なくなり、お金も住む権利もないまま日本に残されて途方に暮れる女性たちが沢山いる。彼女たちは沢山傷ついたけど日本人や日本のことは嫌いにならない。みんな人、みんな平等だから。と言っていた。私が同じ立場だったらそんな言葉の通じない異国で働く勇気はないだろう。また、施設の人に「日本とフィリピンは近くて時差も1時間日本が早いだけ、なのに日本は先進国、フィリピンは途上国。どうして?もし自分がフィリピンに生まれていたら?」と言われたときは何も考えられなかった、生活が違いすぎる。この旅で日本にあってフィリピンにないもの、フィリピンにあって日本にないものがはっきり見えたと思う。フィリピンの子供たちや大人も純粋で優しくてとても幸せそうだった。最後に、訪れた数々の施設は支援金で成り立っている。日本にいるとこの募金のお金は果たして本当に恵まれない子供たちのために使われているのか?とおもうかもしれないがしっかりと使われているので、みんなに呼びかけたいと思う。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

日本でまなぶべきことが山ほどあると感じた。一つ目に教育。今回子供たちと触れ合える機会がおおかったが、教育を受けている子十分じゃない子物に恵まれているいない子で、正直に振る舞いの差を感じた。教育や生活環境は今の時点だと子供たちに直接の影響を与えるのだと思う。二つ目に法律。子供を捨てる行為処罰されないのかきいてみたところされないと言う。法律がなければ生まれてくる子供たちの人権は守れない。三つ目に道路、上下水道などのインフラ全般だ。雨が降れば冠水してこどもたちは裸足、不潔から病気にかかりやすいだろう。また交通も渋滞がひどかったり運転が荒い横断歩道がないなど設備的にも人々の認識的にも足りていないので、事故が起こりやすいと思われる。これらはフィリピンに足りないもであり同時に日本のいい点でもある。比較をしながら深くこれらの分野を学んでいきたい。幸福感は物質的な豊かさではないと実感した。現に人々はとても幸せそうだったから、私たちが人々の生活にとやかく言う必要はないと思った。しかしどうしようもできない貧困や病の人を国が救いきれていない現実はあるのでそんな人々のために支援をしていきたい。これには草の根よりも根本的な解決が必要だと思われるのでその方法も今後の課題だ。

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

いいえ

理由

勉強になったけど路上で暮らす人々や本当に話を聞きたい人話すことはこのツアーではほぼできないから語学力や行動力を磨いて自分で行くようにする。

これから参加される方へアドバイスお願いします!

挙げる前提で定番+変わったおもちゃを大量にもっていくべき。