御校のビジョンや方針と
SDGsの関連性を教えてください

アサンプション国際中学校高等学校は、世界33カ国に同じ修道会が運営する姉妹校を持つ国際的な学校です。建学の精神に「世界平和に貢献する人の育成」を掲げ、カトリック精神に基づく教育を行っています。 宗教科・探究科、人権ＨＲなど授業の時間、フィリピン姉妹校などとの国際交流を通じて、SDGｓなど日本や世界の課題を学び、自分がこれらの課題解決にどう貢献できるか？ということを考え、実践できる人を育てます。

探究科の授業

本校では、2017年4月より週1時間の探究科の授業を1年生から3年生まで必修の授業として行っています。探究科の授業では、SDGｓなど日本や世界の社会問題の知識と、卒業後の学びで役に立つアカデミックスキルの獲得を目標にしています。
高校3年生は2年間の学びをもとに、自分でテーマを設定し、情報を収集・整理して卒業論文を書きます。卒業論文のテーマには差別、教育、貧困、女性・・・など、生徒が選んだSDGsとも関係するテーマが多く並び、最後にポスターセッション、論文集でお互いの学びを共有することで、教科書に載っていないような幅広い知識の獲得を目指しています。

人権ホームルーム・
人権学習会

本校では、各学期に1回・年間3回の「人権ホームルーム」の時間を設けています。各学年ごとにテーマがあり「差別問題」、「異文化理解」、「生き方・自立」と、SDGｓとも関係が深いです。外部の方に講演に来ていただいたり、現地や博物館にフィールドワークをしたり、民族衣装の体験をしたり、いつもの授業とは違った学びを行っています。

修学旅行

中学校の修学旅行では沖縄、高校の修学旅行ではポーランド・北海道を訪れます。
沖縄では資料館や戦争遺跡語り部の人の話を聞くことで平和問題について、ポーランドでは「アウシュビッツ収容所」を訪問し、現地ガイドさんの話を聞いての平和学習を、北海道では事前にアイヌ民族の文化についての学習会を行い、異文化理解にも努めています。

国際交流・留学

異文化理解や平和、貧困問題を頭で考えるだけでなく、実際に現地を訪れ理解するために、本校では短期留学や国際交流の制度も充実しています。世界33カ国にある姉妹校との交流プログラムでは、フィリピンとフランスの姉妹校を訪問するプログラムがあります。フィリピンでは、発展途上国ならではの貧富の差、教育問題などを体感します。この経験から「自分に何ができるか？」を考え、将来の進路を決める生徒も多いです。 またフランス語を学ぶ日本の高校と、日本語を学ぶフランスの高校の交流事業にも参加し、様々な国や地域との交流を通じて、異文化理解やつながりをつくることを目指しています。

ボランティア活動

生徒会執行部では2011年以降、継続して東日本大震災復興支援のために文化祭で現地の商品を取り寄せ販売する活動や、地域での復興支援イベントでの募金活動を続けています。また聖歌隊、ハンドベル部は演奏活動を通じて、地域の病院や高齢者施設を訪問するボランティア活動を続けています。

学校施設での環境貢献

2021年度に学校の照明器具をすべてLED照明に切り替え、Co2の排出量を抑え、地球環境に貢献することを行っています。また自然科学部の生徒たちが、校内にビオトープを整備し、「蛍の住める環境」を目標に、環境保全活動を行っています。

御校の魅力・特色を
教えてください！

本校は入学時に、イングリッシュコースとアカデミックコースに２つのコースがあります。イングリッシュコースでは英語だけでなく数学・理科もネィティブスピーカー教員が英語で授業を行い、ふだんから多く英語に触れることができます。またアカデミックコース（総合コース）でも、週６時間以上の英語の授業と英会話の授業があります。
両コースともフランス語の授業も必修となっており、姉妹校との国際交流プログラムや３カ月から半年のターム留学の制度など、留学をしたい生徒にもぴったりの学校です。
進路についても、高校３年生の４～５割が指定校推薦・特別入試で上智大学、南山大関西学院大学、関西大学、甲南大学、近畿大学、神戸女学院大学、甲南女子大学・・など有名大学に進学しています。（関西学院大学とは連携協定校です。）また国公立大学、薬学部への合格者もおり、８時間目までの演習科目、講習、自習室を利用した進路を実現するための支援も行っています。

どのような生徒を
育てていますか？

本校は英語・フランス語といった語学教育に特色をもつだけでなく、探究科により大学に入ってから行うアカデミックスキルを身に着ける授業も行っています。またこれらの取り組みや国際交流の取り組みの中で、自分の目標や目的意識をもって大学進学を目指す生徒も多いです。大学入試で完結するのではなく、高校の学びを大学へとつなげていく力を持った「伸びしろ」の大きい生徒が多いのも特徴です。

どのような入学生を
求めていますか？

英語が好き、伸ばしたい、留学したい、家から近い、部活動がしたい、推薦で大学へ進みたい、・・入学者の本校に求める目的は様々です。本校には英語にたくさん触れる機会、国際交流のプログラム、多くの部活動、指定校推薦制度など、自分ががんばれば参加できるプログラムがたくさんあります。また自分のことだけでなく周りの人への隣人愛の精神を忘れないカトリック精神も大切にしています。 これら学校のプログラムを積極的に利用し成長し続ける人、かつ自分のことだけでなく周りへの思いやりを忘れない入学生を求めています。また、SDGｓに関連する活動を行った生徒の入学を歓迎します。

入学希望者の皆さんに
メッセージをお願いします！

本校の建学の精神「世界平和に貢献できる人の育成」をめざし、一人一人の個性を大切に伸ばしながら、多様化に対応できる寛容な心を育てる教育を大切にしています。創立者マリー・ウージェニーの教えのように、自分らしい世界に一つだけの花を咲かせ、ここ箕面の地から自分の夢に向かって世界へ飛び立ちましょう。（校長　丹澤直己）