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八戸工業大学第二高等学校SDGs INTERVIEW

八戸工業大学第二高等学校 SDGsインタビュー

高校で特に力をいれているSDGs
貧困をなくそう すべての人に健康と福祉を 住み続けられるまちづくりを 海の豊かさを守ろう パートナーシップで目標を達成しよう

御校のビジョンや方針と
SDGsの関連性を教えてください

本校は、「SDGsの趣旨を理解し、地域社会に貢献できる人材を輩出する」を教育目標に掲げ、諸課題の発見とその克服のための教育活動、地域貢献を展開しています。特に「地域」を根本に据え、日本、世界、さらに地球全体の諸課題へと視野を広げる力を鍛えることと、混沌とした社会のなかでも未来を見通して世界に貢献しようとする開拓の精神に満ちた人格の形成、この2つをESDの目標としています。この目標の実現のため、次の3つの具体的な趣旨を定めています。
1.海と山に囲まれた豊かな自然資源を有する地域性を活かし、地域の環境問題の考究や自然資源の保全活動を通して、地球規模で起こる諸課題の根源的原因を探り、その解決策について論理的に思考する力を養う。
2.中核市としての地域性を活かし、地域が抱えている福祉・保健・医療・教育・経済などをめぐる諸課題の把握と解決に努め、国内だけでなく、世界にその成果を発信し貢献する力を養う。
3.豊富な文化遺産を有する地域性を活かし、地域の歴史や文化の考察を通して、自国文化への理解を深めるとともに、これを相対化し、異文化理解・国際理解につなげる力を養う。

海洋問題の科学的考究

海洋問題の科学的考究:科学愛好会と総合的な探究の時間(「マイクロプラスチック」班)では、八戸工業大学工学部と共同して、三陸海岸から採集したマイクロプラスチックの研究を行っています。具体的には、紫外線によるプラスチックの劣化と溶出物の検出分析、微細プラスチックの回収、蛍光プラスチックを用いた生物体内への吸収の分析です。この成果を、「化学系学協会東北大会」等、複数の大会・企画で報告し、マイクロプラスチックが環境へ及ぼす影響について訴えました。

地域社会の持続

地域社会の持続のための活動:少子高齢化が加速化するなか、健康と福祉、質の高い教育を維持しながら、経済成長できるまちづくりを、中核市と圏域をテーマに考え、実践してきました。八戸圏域高等学校地域活動促進事業助成金の交付を受け、南部菱刺マスクを福祉施設へ寄贈しました。また、総合的な探究の時間(「子ども食堂」班)では、NPOと連携し、学習支援やフードパントリー等のボランティアを行いました。 国立復興記念公園での観光ボランティアや、地元教育委員会との連携による「はしかみいいとこ広め隊」においては、観光業の活性化とまちづくりを連動させた取り組みを実施しています。

グローバルシチズンシップ

グローバルシチズンシップ理解のための取り組み:世界の貧困の理解とその解決に取り組むことを目的に、国際的なNPOやNGOと連携した諸活動を行っています。フィリピンや東ティモールの子どもたちの貧困状況について講義を受け、その解決のため文化祭でフェアトレード商品を販売しました。また、生徒から未使用の文房具を回収して途上国へ送る活動や、書き損じハガキを送るユニセフの「世界寺子屋運動」にも参加し、生徒を国際的な組織と関連付ける活動を行っています。

文化多様性の理解と
国際平和

文化多様性の理解と国際平和のための取り組み:コロナ禍のなかオンラインで、NGO主催の「SDGs Academia」、 「ECバーチャル・ジュニアサマープログラム」等をとおして、フィリピンや欧米の生徒・学生らとSDGsについて議論したり、自国文化の紹介等を行ってきました。 また、文部科学省委託事業、ユネスコ・アジア文化センター主催「韓国教職員招へいプログラム」に参加し、韓国の教職員と本校の生徒・教職員の間で、 両国の文化・教育について議論・交流を行いました。これらの活動により、自国文化の深い理解が外国との文化交流には必要であるとの認識に至りました。
この自覚から、重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」を八戸市教育委員会と共同で調査し、その成果を学内外に報告するなど、地域へ還元する活動にも取り組んでいます。

その他の取り組み

1 令和4年度から、中高一貫コースのほか、進学コース・総合コース・美術コースにコースが改編されました。
2 現在、運動部では女子サッカー部と男子硬式テニス部、野球部が、文化部では小倉百人一首かるた部と囲碁・将棋部が、県大会の上位に位置し、東北大会にも出場しています。
3 青森県の学校では、唯一「地域ESD活動推進拠点」に登録され、ESD(持続可能な開発のための教育)やSDGsの達成に向けた活動を進めています。
4 現在、ユネスコスクール・キャンディデートとして承認され、地域だけでなく世界に目を向け貢献できる学校をめざし、「ユネスコスクール」の認定へ向けた活動と登録の申請を行っています。

御校の魅力・特色を
教えてください!

校訓「開拓」「創造」「協力」をもとに、魅力的な教育活動を行っています。
1 「開拓」…本校では「総合的な探究の時間」を「フロンティアタイム」と名づけ、約10のテーマに分かれて探究活動や地域貢献活動を行っています。
2 「創造」…休日を利用した希望者参加型の学外体験プログラムを推進しています。ボランティア活動、国際交流、諸種の学外活動に参加し、豊富で高い知識を備えた人格形成をめざしています。
3 「協力」…ディスカッションやプレゼンテーションなどによる学び合いを積極的に取り入れています。また、活動内容を校内外で報告、発信しています。

どのような生徒を
育てていますか?

1 知識や技能の習得のみならず、高い志のもとに学ぶ意欲を持ち、自ら課題を見つけて主体的に判断・行動し、よりよく問題解決できる力をもつ生徒。
2 規範意識を保ちつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性を持つ生徒。
3 様々な体験活動をとおして人間形成を図るとともに、逞しく生きるために必要な健康や体力を持ち合わせた生徒。

どのような入学生を
求めていますか?

1 自ら考え、積極的に行動できる生徒。
2 知的好奇心と探究心を持つ生徒。
3 他を思いやり、協働できる生徒。

入学希望者の皆さんに
メッセージをお願いします!

コロナ禍でも、大切な高校3年間を有意義にできることはないか、常に前向きに、積極的に取り組んでいる学校です。志が高い生徒、自分の可能性を発見してみたい生徒、ぜひ本校に入学してください。

入試情報

中学時代のSDGs活動を評価する入試制度例 推薦選抜の合格者の中から、生徒会活動やボランティア活動など、校内外の活動のリーダーとして積極的に行動した方を「リーダー奨学生」として選考しています。校内外での活動の多くが、SDGsに関連するものですので、積極的に評価したいと思います。なお、この制度は、①入学金の全額免除、②授業料から国の就学支援金を差し引いた全額を上限に免除、以上を特典としています。
中学時代の取り組みを評価する入試制度例 本校の推薦選抜では、中学時代の生活態度が良好で、学習への取り組みが積極的な方を求めています。勉学だけでなく、部活動、生徒会活動、ボランティア活動、資格など、中学時代の活動を総合的に評価します。また、複数ある奨学生に採用されるための条件ともなっています。
オリジナルの
入試制度例
1 「学業奨学生」は、推薦選抜・一般選抜の合格者の中から、人物・学業成績が優秀な方を選考対象とします。この制度は、①入学金の全額免除、②授業料から国の就学支援金を差し引いた全額を上限に免除、以上を特典としています。
2 「美術コース奨学生」は、推薦選抜の合格者で、スクールバスでは通えない生徒の下宿代を支援するための奨学金を給付するものです。
最新の入試情報 入試情報サイト

学校情報

学校名 八戸工業大学第二高等学校・附属中学校
学科/コース一覧 普通科
教育理念/建学の精神 正己以格物
所在地 青森県八戸市大字妙字大開67
資料請求 niko67@hi-net.ne.jp