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晃華学園中学校高等学校ロゴSDGs INTERVIEW

晃華学園中学校高等学校 SDGsインタビュー

高校で特に力をいれているSDGs
質の高い教育をみんなに ジェンダー平等を実現しよう 住み続けられるまちづくりを つくる責任つかう責任 平和と公正をすべての人に

INTERVIEW MOVIE

晃華学園中学校高等学校動画 KOKA×SDGs

御校のビジョンや方針と
SDGsの関連性を教えてください

全国の中高一貫校ではじめて「ESD活動推進拠点」に登録された晃華学園中学校高等学校は、「多文化共生の世界に開かれた品格ある女性」の育成を教育目標の一つとし、「持続可能な社会」の実現に向けた教育活動を幅広く展開しています。
本校のESD活動の基盤となっているのが「ユネスコスクール」としての活動です(2012年10月、本校はユネスコスクールに認定されました)。 国連機関の一つであるユネスコのプロジェクト、ESDを通して、本校の教育活動が、国際的な視野に立って平和を願う若者の育成に貢献できればと考えています。

授業×SDGs

SDGsを題材に、全生徒を対象とした授業や学年企画を実施しています。本校では、2016年に生徒からの要望でSDGsに関する啓蒙活動がはじまりました。翌年から中3公民ではSDGsを題材にしたアクティブ・ラーニング型授業を開始し、2018年度からは「KOKA×SDGs国際映像コンテスト」を実施しています。 2019年度の中3は授業だけでなく、学年企画として、世界最貧国の一つであるマラウイ共和国の児童と「SDGs共同宣言」を作成しました。

課外活動×SDGs

希望する生徒が企画・運営するSDGsに関する課外活動があります。校内では自らを「SDGirls」とよぶ生徒たちが中心となり、高校生だけでなく中学生も積極的にSDGsの啓蒙活動やボランティア活動に励んでいます。課外活動は、生徒発信であることを原則とし、生徒が自ら企画を発案し、主体的に行動することを教員がサポートするという体制をとっています。

KOKA×SDGs
国際映像コンテスト

2018年度からはじまった「KOKA×SDGs国際映像コンテスト」は、晃華学園中学校高等学校が創立当初から力を入れてきた英語教育、2017年から新しくはじまった国際(公民の一部)の授業、一人一台のタブレットPCを駆使したICT教育、をコラボレーションさせた新しいアクティブ・ラーニング型授業です。
本コンテストは、未来を担う生徒たちにとって、国際的な課題を「自分ごと」として捉え直す重要な機会となっています。また本コンテストを経験した生徒たちは、高校生になってからもSDGsをはじめとしたさまざまな活動に参画し、主体的に学び続けています。

SDGs共同宣言

2019年度の中学3年生は、学年企画として、マラウイ共和国にあるマタピラ小学校の6年生と、SDGs達成を目指す「SDGs共同宣言」を作成しました。
この取り組みの目的は、異なる環境で生活する子どもたちが、一つの共同宣言を作成することを通じて、①国際社会について理解を深めること、②子どもたち同士の交流を深めること、そして③国際社会の抱える課題を「自分ごと」としてとらえ、④行動を起こすことにあります。
手紙やテレビ電話で集めた情報を元に、晃華学園の各クラスとマタピラ小学校で、それぞれ話し合いを進め共同宣言案を作成し、これらを一つの共同宣言にまとめていきます。そして文言についての検討を重ね、約3カ月かけて共同宣言が完成しました。
「貧困により、夢を諦めなければならない人が多く存在する世界」を変えていくことを「前文」に掲げながら、子どもたちは両国の状況に合わせた行動目標を定めました。この共同宣言とその作成過程は、子どもたちが行動を始める出発点となっており、文房具やおもちゃの寄付運動・森林伐採防止を目的としたペーパーレス運動など、様々な行動が既に始まっています。

SDGs11プロジェクト
―空き家問題の啓発・
空き家の利活用―

本プロジェクトは、産学官の連携によって、日本のまちづくりの課題である「空き家」に関する対策を考えるものです。晃華学園のある調布市の市役所では空き家問題について対策を行っています。これに「持続可能なまちづくり」の観点から若い世代の意見を取り込んでいきたいと考え、本校としてもSDGs活動を行っていく中で地域との連携は必要不可欠と考え、2020年度に共同してプロジェクトが実施されました
2021年度は「~15年後の我が家へ~住まいのフォトレター展」を、生徒が企画・運営しています。こちらは、調布市役所、共立女子大学と共同して実施しております。広告会社の方も入っておりますので、高大連携事業かつ産学官連携事業でもあります。もともとはLINEスタンプコンテストを運営する、という話だったのですが、生徒より「今の若い世代」はLINEスタンプを使わない、という声が上がったため、フォトレター展を行うこととなりました。

<以下、活動に参加した生徒のことば>
”現在、市や企業の方が取り組まれているのは、いま存在する空き家をどうするか、という問題です。 しかし中高生の私達にとっては、「自分がいま住んでいる、思い出が詰まった我が家が、将来空き家になってしまうかも」という不安の方が、自分事にできるのではないかと思いました。 だから空き家を減らすのではなく、空き家を増やさない取り組みが、私達中高生ができることであり、取り組んでいかなければならない社会課題だと考えています。”

ハンディポッドの制作

カンボジアのトンレサップ湖では、多くの人々が水上で生活をしています。問題は湖の水質汚染。トイレの設備が整っていないため、生活排水、排泄物などを直接、湖に流しています。住民はこの汚れた水を使用するため、病気が蔓延しています。この現状に衝撃を受けた本校の中学生は、汚水処理装置「ハンディポッド」の製作とその普及を目指した活動を始めました。ハンディポッドとは、「汚水を浄化することができる簡易トイレ」のこと。このハンディポッドを普及させることで、カンボジアの人々にトイレの大切さを伝え、水質汚染の改善に役立てることができます。 晃華学園では、国際NGO団体のウォーターエイドジャパンの協力のもと、ハンディポッドを日本で初めて製作しました。

地域清掃プロジェクト

この活動では、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」を実現することを目的に、主に地域清掃、腐葉土の作成、デジタル防災マップの制作を行っています。地域清掃は、月1回、4つのコースの清掃活動を行い、生徒たちが利用する学校周辺の公園や公道を中心に清掃しています。
2020年春以降、新型コロナウイルスの感染拡大により外部活動に制限がかかりました。しかし、生徒たちは地域清掃から得た気付きを生かし、街中の死角となっている場所や、危険な場所を共有するためのデジタル防災マップを制作しました。
さらに地域清掃を通して、生徒たちは自然豊かな校内や調布市内に落ち葉が多いことを再認識しました。落ち葉で転倒したり、落ち葉が下水溝に溜まることで災害の深刻化することを知った生徒たちは、落ち葉で腐葉土を作る活動を行いました。腐葉土は幾度の実験の末、約半年をかけて生成され、完成した腐葉土は平和の象徴である「アンネのバラ」が植えられている校内のバイブルガーデンに散布しています。

バイブルガーデン
−平和の象徴を咲かせよう−

バイブルガーデンとは、聖書に登場する、ブルーベリー、葡萄、オリーブ、バラなどを栽培する校内の花壇です。将来的には、バイブルガーデンで育てた農作物を「子ども食堂」へ提供したり、食品ロスや環境問題の改善に貢献することを目指しています。また晃華学園中学校ではホロコースト講演会を実施するなど、平和学習に力を入れています。バイブルガーデンで育てられているバラは、ホロコーストで犠牲となったアンネ・フランクの記憶として作られた「アンネのバラ」、収容所でユダヤ人の身代わりになり亡くなったセント・コルベ神父の名がつけられた「セント・コルベ」の2種類です。 この2つのバラは、平和の象徴としてバイブルガーデンで大切に育てられています。

受動喫煙プロジェクト

受動喫煙問題は非喫煙者の視点から捉えることが多いのが現状です。しかし、この活動を指揮する生徒には、受動喫煙を喫煙者と共に考えたいという思いがありました。その思いを実現するために生徒が企画したのが、国連大学地球環境パートナーシッププラザで実施したワークショップ。当日は年齢、職業の枠を越えた非喫煙者と喫煙者が集まり、「全ての人が賛同できる受動喫煙問題解決プラン」について討論を繰り広げました。 また、中高生が集うSDGs文化祭では「free smoke generationを育てるためには」をテーマにワークショップを行い、「2030年の喫煙と社会の在り方」についてのロードマップを作成しました。

10代のための
「母子健康手帳」

2019年に卒業した晃華生の一人は、日本の教育が女性の持つリスクの警鐘に偏りがちだという問題意識を持っていました。そして、在校時に調布市役所や助産師に取材を行い、オリジナルの「10代のための母子健康手帳」を作成しました。この手帳には、女子中高生でも知っておきたい知識や相談先が記載され、不安を抱えなくても良いというメッセージが込められています。さらに、先輩の作成した母子健康手帳に感銘を受けた在校生は、この母子健康手帳を日本に留まらず海外に広めたいと考え、「子どもの権利条約」なども新たに追記し、英語で翻訳しました。 将来的には、国際協力機関などと連携し、途上国などでこの手帳を普及させることを目標として活動しています。

沖縄修学旅行
―沖縄×探究×SDGs―

2021年度の高校3年生が参加した沖縄修学旅行では、中高6年間の集大成としてSDGsをテーマにした探究活動を実施しました。沖縄学習の集大成である新聞制作では、沖縄の魅力だけでなく、沖縄が抱える課題を、高校3年生が中学1年生のときから学んできたSDGsの視点で理解し、班ごとに記事を執筆しました。 事前学習で考えた沖縄の課題をどうすれば解決することができるのか、沖縄のよりよい未来のために今必要なことは何なのか、新聞を作り上げるなかで、各班が歴史・自然・文化といったあらゆる観点で議論することで、沖縄の課題を「自分ごと」として捉え直し、沖縄を通して日本や世界が抱える課題を再認識することができたようです。

環境に配慮した書道から
バナナペーパーへ

書道を行う際、半紙や墨汁など多くのものを消費・消耗し、それらは廃棄されています。書道が環境に与える負荷は、少ないとはいえないのが現状です。この現状に問題意識をもった一人の生徒の発案から、日本の伝統文化である書道を、環境に配慮した形で未来に伝え、日本の伝統文化と地球の資源の両方を守ることを目的に、「持続可能な書道」を目指した活動が展開されるようになりました。生徒たちは現在、道具の正しい使い方、環境に配慮した道具を買うことなどについてのポスターを校内に掲示し、呼びかけを行なっています。 今後はさらに活動を発信し続けるとともに、山・緑を守る植樹活動などを行ったり、バナナペーパーを利用した環境活動にも繋げ、さらなる「持続可能な書道」を目指していく予定です。

御校の魅力・特色を
教えてください!

晃華(こうか)学園は、カトリック教育・女子教育・ライフガイダンスを柱に、キリスト教的人間観に基づいた全人教育を行うミッションスクールで、校名は「光り輝く華」聖母マリアを表しています。
聖書の一節に由来する “Noblesse Oblige” の精神を培うのにふさわしい、武蔵野の緑豊かなキャンパスに広々とした校舎が建ち並び、明るく開放的な雰囲気の中で6年間を過ごせます。
初代校長Sr. ラウラはハワイ出身のアメリカ人。開校当初から、明るくのびのびとした校風のもと英語教育をはじめとした国際教育に力を注ぎ、近年はSDGsに関する生徒の活動がとても活発に行われています

どのような生徒を
育てていますか?

晃華学園が掲げる “Noblesse Oblige”はフランスの格言として有名ですが、新約聖書「ルカによる福音書」の「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」という一節に由来しています。
晃華学園に集う生徒は「多く与えられた」存在です。生徒たちがこの自覚と感謝をもとに、神さまから与えられたタレント(個性や能力)を磨き高め、与えられた役割を喜んで果たし、他者のために生きることに喜びを見出す人へと成長するように、生徒を育てています

どのような入学生を
求めていますか?

この世界に生まれてきたあなたは、あなたであるがゆえに大切な存在で、この世界に生まれてきたあなたのとなりの「あなた」も、また同じように大切な存在です。
晃華学園ですごす6年間で、「人のために 人と共に生きる 光り輝く華」として生きる人生について考えてみませんか?   

入学希望者のみなさんに
メッセージをお願いします!

皆さん、晃華学園中学校高等学校へようこそ!
晃華学園は、イエスの母マリアに捧げられた学校です。私たちは家庭の精神を基盤とし、母マリアのように、あらゆる面で皆さんが成長するように教育しています。人は、信頼されていると感じられる雰囲気の中にいると、本来自分が持っている知性や人間的な豊かさを伸ばしていきます。晃華学園の教育的環境で、皆さんも自分の「善さ」を培っていきましょう。

入試情報

最新の入試情報 入試情報サイト

学校情報

学校名 晃華学園中学校高等学校
学科/コース一覧 普通科
教育理念/建学の精神 晃華学園は、「汚れなきマリア修道会」(1816年フランスにて設立)を設立母体とするミッションスクールです。マリア会系の学校(マリアニストスクール)は、世界のマリアニストスクール共通の指針に基づいた教育を行っています。本学園の教育の根幹にはカトリックの教えがあり、かつマリアニストスクールに共通の5つの教育方針があります。
この方針のもと、対象となる年齢やそれぞれの時代に即した教育活動が行われています。
1.カトリック精神に基づく教育
2.質の高い全人教育
3.家庭の精神を基盤とする教育
4.奉仕・正義・平和をめざす教育
5.変化に適応できる教育
所在地 東京都調布市