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新渡戸文化中学校・高等学校SDGs INTERVIEW

新渡戸文化中学校・高等学校 SDGsインタビュー

高校で特に力をいれているSDGs
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御校のビジョンや方針と
SDGsの関連性を
教えてください

教育活動の最上位目標:自分と社会の幸せを創り出すHappiness Creatorの育成
本校の初代校長である新渡戸稲造先生は『自分が生まれてきたときより死に至るまで、周囲の人が少しなりともよくなれば、それで生まれた甲斐があるというものだ。』という言葉を残しています。 この言葉から、自分だけでなく社会の幸せも生み出すHappiness Creator(しあわせ創造者)という最上位目標、”育てたい生徒像”が生まれました。 Happiness Creatorに成長するために必要な力は本校独自のカリキュラムで養います。 不安定な未来を生き抜くための基礎力を養う教科学習(Core Learning)は、AI等を用いて個別最適化されており、それぞれの120%を目指します。 教科を横断した広い視野で物事を捉える力を養う教科横断授業(Cross Curriculum)は、「好きなこと」や「自分の関心」から始まる探究学習として、毎週丸一日を使って実施しています。 そういった学びがさらに発展した学びがチャレンジ設定学習(Challenge Based Learning)で、生徒たちはそれぞれの学びや問いから始まる社会課題に挑戦します。

新渡戸文化学園では、学園をあげてSDGsに取り組んでいます。 子ども園から短期大学まで、子どもたち起点のSDGs活動を積極的に推進しています。 子どもたちの「やりたい」という思いを形にする仕組みが本校には整っています。

檜原村プロジェクト

東京都檜原村を舞台に、学生と保護者の2世代と自然とをつなぎ、6次産業化を視野に入れた、未来の里山のあり方を考えていくプロジェクトを推進しています。 具体的には、3つのプロジェクトが動いています。 ①耕作放棄地の開墾からオーガニックコットンの栽培、糸紡ぎから加工・染織、商品化
②檜原村名物の「ヒノジャガ」を育て、ジャガイモアンのおやきを作成し、地産地消の新商品の開発
③薪や炭、堆肥利用目的の里山から、果樹の植林へ変更。果実の食品加工による6次産業化


この社会における一番の消費者である都心で生活する大人や、子どもたちの日常から自然環境は遠い存在です。 まずは消費者と自然をつなぐことを重視しています。 そして、持続可能な社会に向けて、値段と大量消費の便利さではない、エシカルな物差しによる次世代の消費意識の変容を目指しています。

活動においては「楽しさ・美味しさ・心地よさ」を重視しています。 「楽しさ・美味しさ・心地よさ」を通じて、自分たちの消費を支える自然資本の重要性や、かつての里山のあり方などの学びを掛け算させた設計をしています。

さらに、次世代型里山利用の開発と提案を掛け算させるために、オーガニックコットンプロジェクト、地産地消の商品開発、次世代型里山管理の体験をデザインしています。 この活動は学園の生徒たち全てに開かれており、どなたでも参加可能です。 また地域のNPO法人や子どもたちも参加しており、1つの学校にとどまらず、この活動を社会に開いた活動として今後も展開していきます。 プロジェクトが成功するかはまだ未知数ですが、実社会での実践はなによりの学びとして生徒たち保護者達に残っていくと考えます。 この取り組みが評価され、環境省「第7回 グッドライフアワード」環境大臣賞を受賞しました。

「森林破壊をSTOP」が
2020年FSCアワード
金賞受賞!

FSCアワードとは、国際的森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン様による、森林保全のためのアイデアコンテストです。 今回のテーマは、「身近で出来るFSCマークの普及アイデア」。 絵本でFSCマークを広め動植物と共生できる未来を提案した、新渡戸文化中学校のチーム、Nitobeアイビーズのアイデアが、2020の金賞に選ばれました。 FSCマークについての絵本を作り、読み聞かせのワークショップを開催。絵本のグッズも作って、その売上を活動費やFSCへの寄付として活用します。 Nitobeアイビーズは、FSCジュニア・アンバサダーとして2020年の1年間FSCマークの普及活動に取り組みます。

ゴミ問題
プロジェクト

生徒有志で、多摩川の清掃活動やウォーターサーバーの設置プロジェクトを開始しています。 地元団体や企業による多摩川清掃活動に参加し、その様子を学外オンライン説明会にてレポート中継します。

地産地消のパン作り
プロジェクト

生徒有志で、材料の栽培から全て手掛けるパン作りを発案中です。 高校校舎屋上のプランターにて栽培した果物を使ってパンを作り、将来的に新渡戸祭で発売、その経過をポスターや動画にて発信できたらと今から企画しています。

中学クロスカリキュラム
SDGsを地域から!

中学校のクロスカリキュラムでは、生徒の関心に合わせたグループでのラボ活動を実施しています。 そのラボのうちの一つ、「SDGs×動画」では、昨日中野区役所を訪問し、中野区での活動についてインタビューをしてきました! SDGsというとなんとなく「世界のこと」と思いがちですが、実際に生活している「地域」から考えることがとても大切です。
中野区では、CO2排出量をはじめとした数値目標を設定し、アクションプランとして計画を立てています。 ゼロカーボンシティを目指すなど、具体的な活動計画もあり、生徒たちは興味津々にインタビューをしていました。大きな目標ですが、一歩一歩進んでいくことが大切です。

みらいをつくる
超・文化祭

超文化祭実行委員会 主催の「みらいをつくる超・文化祭」に参加し、新渡戸文化高校の取り組みを発表しています。 2022年度は「元海軍兵士から学ぶ太平洋戦争~私たちはこの先何ができるのか~」「三重県熊野市の特産品を使って町おこしをするプロジェクト『クマプロ』」 「『好きなこと×SDGs』アパレル・ル・サステナブル」「絵本×動物実験」について、発表しました。

オリジナル竹紙
ファイル制作

書類を綴じたり受け渡しする際に必須とも言えるクリアファイル。 こちらを、環境に優しい竹紙を使った学園オリジナルファイルに切り替えました。 耐久性にも優れ、中身も見えてとても便利。 裏面はなんと、新渡戸文化高等学校の美術コースの生徒がデザインしたものです。

乾パンレシピ
コンテスト実施

学園は、園内に備蓄してある賞味期限切れ間近の乾パンを有効に活用するため、学園内の生徒を対象に、乾パンを配付しレシピコンテストを開催しました。 地域の避難場所に指定されている学校や企業・大型店舗では、5年サイクルで有効期限となる大量の備蓄食料品の活用や書分が課題になっています。食品ロスや廃棄物削減が求められる中、学園の取り組みやレシピが他の学校や企業の参考になればと考えています。

御校の魅力・特色を
教えてください!

Happiness Creatorを目指す本校の教育方針は「自律型学習者の育成」です。それを実現するためのカリキュラムが「3C Curriculum」です。 3つのCが相互に連携することで、自らとその周囲をマネジメントできるようになることを目指しています。 また、そのためのキーワードとして、「すべての主語を生徒にする」を掲げています。

個別最適化学習
生徒の興味関心に耳を傾け、教科の魅力を伝える教師との対話や体験を重視した授業を行います。 同じことを、同じペースで学ぶのではなく、iPadなどのICTを駆使した個別最適化や、個人や小グループ で学びを深め、探究的な学びを引き出します。

教科を横断する学び
複数教科の教員が同時にかかわることによって時流を考察し、生徒と一緒に学校や地域の問題から課題を見出し、解決のためのプロジェクトを創造していきます。 ここでは教科学習は目的から手段に代わり、学びと社会をつなげていきます。

社会課題に挑戦する学び
「Cross Curriculum」(教科横断型授業)の発展形が「Challenge Based Learning」です。 企業や外部団体と積極的に連携し、実際に行っている社会課題解決のための行動を起こし、ICTを活用しながら社会にアイデアを提案します。

どのような生徒を
育てていますか?

Society5.0,人生100年時代を見据えた生き方としての広義のキャリアを高校3年間でデザインしていく力を育みます。 変化が激しい予測できない社会(VUCA)において,必要とされる能力は,自分なりの問いを立て,自分なりの仕方で,自分なりの答えにたどり着く,探究する力であり,主体的に 「生涯学び続けられる人」すなわち「自律型学習者」であることが求められます。 高校卒業後の進路に向けて,明確に学ぶ目的・意欲を持って進学した本校の生徒は,伸びしろを十分に持って,学業成績,課外活動,就職において活躍しています。

どのような入学生を
求めていますか?

本校では、以下のような方に是非入学してほしいと考えています。

「学校の環境を積極的かつ最大限に活用し、自ら主体的に学び、各分野で創造的役割を果たし、人々を幸せにする人間へと成長していこうとする意思を持った生徒」

本校が目指しているのはHappinessCreatorであり、そのために自律型学習者の育成を掲げています。自らの意思で活動し、必要に応じて助けを求めることができる、そう言った力をつけたいう思いを持った方をお待ちしております。

入学希望者の皆さんに
メッセージをお願いします!

新渡戸文化中学校・高等学校は、毎週一回自由な時間があります。テーマを持っている生徒も、まだまだ見つかっていない生徒も、行動の仕方がわからない人も、 自分を変えてみたい!という人も、自由な時間を使って、学校内外のさまざまな魅力的な方と出会い、対話を重ねながら、「自分らしい生き方」を見つけてほしいと思っています。
ぜひ本校で自分だけの時間を大切に過ごし、未来を描いてほしいと思います。ご入学をお待ちしております!

入試情報

オリジナルの入試制度 <中学入試>
・2科入試でのグループワーク
 面接ではなく、LEGO®️ブロックを使ったグループワークを行なっています。ブロックを使って素晴らしい作品を作るのではなく、協働して作品を作ったり、他者の作品をよくするための行動をしているかどうかなどを評価しています。
・好きなこと入試
 プレゼン型の入試です。テーマは「好きなこと」ですが、「好きなことが社会をよくすることにどのように関わるか」についてアピールします。2022年度入試からは、オンラインで遠隔地からアピールをする「ライブ型」を導入しています。スタジオからの演奏や自分の部屋からコレクションを見せるなど、多彩なアピールが生まれる入試になっています。

<高校入試>
・加点制度
中学校生活や学校活動の中で努力したことや、良好な結果を出している場合、内申点に加点して優遇します。
加点内容:各種検定(英検・漢検・数検など)、委員会活動・クラブ活動など、生徒会活動、大会出場・出展、学校行事・ボランティア活動など中学校の先生が推薦できる活動
・第一志望優遇
 第一志望の方に是非来ていただきたいという思いから、2月の一般入試において、第一志望の方には当日の点数に加点する優遇措置を行なっています。

※詳細は募集要項をご覧ください。
最新の入試情報 入試情報サイト

学校情報

学校名 新渡戸文化中学校・高等学校
学科/コース一覧 探究進学コース(医療・理系・文系)、フードデザインコース、美術コース、音楽コース
教育理念/建学の精神 Happiness Creator 幸せ創造者
所在地 〒164-8638 東京都中野区本町6-38-1
新渡戸文化学園 SDGsへの取り組み サイト