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北陸大学SDGs INTERVIEW

国際基督教大学 SDGsインタビュー

大学で特に力をいれているSDGs
質の高い教育をみんなに ジェンダー平等を実現しよう つくる責任つかう責任 陸の豊かさも守ろう 平和と公正をすべての人に

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INTERVIEW MOVIE

環境研究の分野とSDGs活動における貴学の実践

貴学のビジョンや方針と
SDGsの関連性を教えてください!

国際基督教大学(以下、ICU)は、第二次世界大戦への深い反省に立ち、世界平和に資する有為の人材を養成することを使命に1953年に献学された大学です。以来、約70年にわたり使命の実現のために、リベラルアーツ教育を実践してきました。 リベラルアーツ教育とは、道徳的で市民性のある人格、世界をより良くするという目的を持った知の活用とも言われます。つまり、他者のために自分を役立てようとする能動的な人や、「平和」や「人が人として生きる権利」を維持・構築するための行動を起こせる人の育成を目的としているとも言え、その結果として、国連をはじめとする国際機関やNGO、ビジネス界、教育界など世界のさまざまな分野で本学の卒業生が活躍しています。

大切にしていることの一つに、「habitable(人が人として生きることができる)な場所を作る」ということがあります。夢のような場所や便利な場所を作るというのではなく、自然の声が聞こえたり、人と人との繋がりがあり、個人の考えや感覚を深め、生きる意味を見出すことができる暮らしがある場ということです。SDGsに掲げられている17の目標は、貧困、飢餓、教育、平等、エネルギ―に関するものなど多岐にわたりますが、言い換えるならばまさに、「habitableな条件」を掲げた、そこに向けての行動を求めているものです。この意味において、「平和」や「人が人として生きる権利」の維持・構築のための行動を起こすことができる人の育成が、世界的に今まさに求められています。そして、ICUがリベラルアーツ教育を通して献学以来実践してきた理念の追求は、SDGsに深く関連していると言えるでしょう。

2021年4月には、こうしたICUの学生・教職員が個々に活動していたことを集約し、見える形にすることを目的に、教職員と学生有志のメンバーからなるSDGs推進室を立ち上げました。そうすることで、ICU構成員の誰もがSDGsとどこかで繋がっているという意識をさらに豊かに醸成できると思っています。そして、学生・教職員が学内に留まらず、地域や社会との連携も強めながら一つ一つ取り組みを実践していく、そういう拠点になることを願っています。

人間の本来の在り方は、皆のために、社会のためによい行いをするというものではないでしょうか。現代社会では往々にして忘れられていますが、リベラルアーツが社会に広がっていけば、必然的にこうした意識が醸成され、SDGsの達成がより近づくと信じています。ICUは「明日の大学」とも呼ばれますが、よりよい「明日=未来」に向けて、社会との連携を深め、行動を加速させていきたいと思っています。(SGU推進室ウェブサイト 学長 岩切正一郎 メッセージより)

教育×SDGs

『SDGsに関連する教養学部アーツ・サイエンス学科の開講科目の紹介』

■一般教育科目「環境研究」
この授業では理系文系を超えた様々な専門分野の教授陣や実際に社会で活動されている方からの講義とともに、興味・関心のある環境課題ごとにグループを作り、 多角的な視点から探求し、問題の背景や本質、他の環境課題や社会課題との繋がりを議論し、その問題解決につながるアクションを提案して、ポスターセッションで議論しています。

■サービス・ラーニングプログラム
学生の自発的な意思に基づいて、世界や日本の「地域社会」での社会奉仕(サービス)活動と振り返りを通じて、個々の学習活動(ラーニング)に生かす、実践型・循環型の教育プログラムです。 SDGs保健に関連する活動として、学生はNPO/NGO、公共機関、国内の市町村や海外大学と連携して無償で夏休みや秋休み等を利用してサービスを行います。単位も取得可能です。

例)
・地域高齢者向けのICT教育
・高齢者施設でのボランティア
・障がい者施設でのボランティア
・子どものためのメンタルヘルス支援カフェ
・アジア学院(栃木県)にて世界各国の農村開発従事者ともに持続可能な農業の実践
・核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指す長崎平和推進協会の活動をサポート
・ユニオン・クリスチャン大学(インド)での視覚障がい者向けの活動
・シリマン大学(フィリピン)と連携した孤児支援
・ホー工科大学(ガーナ)と連携し農村女性の状況調査と農産物品販売事業支援活動

■地球市民社会論 
さまざまなNGOや社会運動などが構築する地球市民社会の理論と実践について概観する科目です。2021年はSDGsの実現における地球市民社会の役割を検証しました。

これらの授業など、ICUのリベラルアーツ教育での幅広い分野からの学びにより、問題を自分ごとと捉え、すでにいくつもの学生団体を立ち上げ、 SDGsにつながるような様々なアクションを起こしている学生が何人もおり、食堂のテイクアウト容器のリサイクル化、校舎への給水器の導入などをはじめ、さまざまな改革や活動に繋がっています。

SDGs推進室

■SDGs推進室って何?
ICUは、状況のグローバルな理解のもとに平和の構築に貢献できる人を育てることを設立の理念としており、リベラルアーツ教育のなかで、SDGs達成のための取り組みはすでにさまざまな形で実践されてきました。その個別の活動をこれまで以上に相互に関連付け、大学の取り組みとしてリベラルアーツのなかにしっかりと統合的に位置付けるために、2021年4月に「SDGs推進室」が設置されました。現在は教授と学生と職員の3者が協力して、ICU学内のSDGsに関する活動の集約と発信、SDGs推進に関する提言と実行、学生主体のアクティビティのサポートを行っています。
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■SDGs推進室のミッション
2030年に向けたSDGs実現に関わる項目について、教育・研究・社会展開においてインパクトある変革に取り組むこと、大学を構成する学生や教職員だけではなく、同窓生、地域社会や国内外のパートナー機関とも連携した取り組みを進めていくこと、そしてSDGsの17の目標の相互の繋がりや自分との繋がりを自覚して、これらの目標をただ鵜呑みにするのではなく、批判的に捉え、自ら評価し行動できる人材の育成を目指すことをミッションとしています。

■学生メンバーの役割
SDGs推進に向けて、学生自身が仲間を見つけともに活動し、活動を通して学びを深めることができる場作りを行います。学生メンバーには、SDG推進室のミッションを理解し、自ら問題意識を持ち学ぶ主体性と、周囲を巻き込み課題解決に導く行動力が求められます。

■これまでの学生メンバーの活動例
「つながるエシカル」運営
・ICUで行われているSDGsに関連する授業の情報掲載
・ICU教授へのインタビュー
・ICUで行われたSDGsに関連するイベントの参加レポート
・ICUでSDGsに関連するさまざまな活動を行っている学生、サークルへのインタビュー
・SDGs推進室のメンバーが身の周りで見つけたSDGsに関わる取り組みの紹介

ICU SDGs推進室キックオフイベント「つくる責任、つかう責任:Virtual Worn Wear Workshop」
・2021年5月21日開催
・マーティーボンフレー日本支社長や金子ケニースポーツアンバサダによるトークの他、オンラインボタンつけレッスンを行い、学生95名が参加が参加
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フェアトレード大学認定活動(継続中)
・学内のフェアトレードに対する意識向上を図る活動

イベント「青空シェアリング」開催
・SDG-12の「つかう責任」を再認識するため、学生同士で不要になったものを交換するイベントを開催。

イベント「竹箸ワークショップ」開催 
・ICUの竹林の間伐材を利用し竹箸を作成するイベントを開催。ICUが直面している竹林の拡大問題について、学生に認知を促し竹林とのかかわりかたについて考えました。

その他、SDGs推進室として、
・国連大学SDG大学連携プラットフォーム主催ワークショップ参加
・他大学との連携事業(大学横断型SDGオンライン授業プロジェクト「国連SDGs入門」の開発)
・UN Academic Impact(UNAI)へ「ICUのSDGsに関する取組み」の報告書の提出 など

以下、学生団体の活動紹介です。

SUSTENA

ICU SUSTENAは、ICUで環境問題の改善や学生の環境への意識向上を目指して活動している学生団体です。持続可能性や環境について多種多様な関心を持ったメンバーが集まり、どうやったら環境問題を学生たちにとってもっと身近なものにできるか、議論しながら楽しく活動しています。 一例として、学内で使われている弁当容器「リリパック」の運営や、SNSでの情報発信に力を入れています。「リリパック」とは、リサイクル材で作られた再生可能なテイクアウト容器のことです。簡単にはがせるフィルムがついていて、食べ終わった後にそのフィルムをはがすことで、下の容器をきれいな状態で回収できます。回収&発送後、容器は工場で溶解され、再生ペレットとなり新しい「リリパック」に生まれ変わります。

学生は「リリパック」についての情報拡散、回収場所の整備、そして実際の回収までを行っています。ICUの回収率はとても高く、導入当初から80%を保っています。

他の活動としては、年に一度、「E-week」という環境について意識を高めるためのイベント期間を学内で設けています。今年は学内の他の環境系団体とも協力しながらさまざまなイベントを開催する予定です。

ハニープロジェクト

ICU HONEY PROJECTは、環境研究メジャーにおける授業の一環として学生たちが主導して立ち上げた、ICU内で養蜂活動を行うプロジェクトです。

実際に養蜂し、蜂蜜の販売を通じて、ミツバチの育て方、自然や人間にとってのミツバチの役割、経営方法など実践を通して学びを深めています。

多様な植生に恵まれたICUで養蜂を行い、学生の環境への意識向上を目指し活動しています。 2021年には計25kgのハチミツを採取し、80gに瓶詰し、学内に限定して販売しました。朝日新聞にも掲載されました。

学生団体
TABLE FOR TWO ICU Supporters

世界の食の不均衡の解決を目指すNPO法人 TABLE FOR TWO の活動をサポートしている学生団体です。 給食がないと、学校に通えない・空腹で勉強に集中できない子どもの教育の機会・質の向上につなげる取り組みをしています。 食堂とのコラボヘルシーメニューを販売しています。先進国の人がヘルシーメニューを一食食べると、途上国の子どもたちに給食を20円分支援でき、 先進国の健康問題・開発途上国の貧困問題を同時に改善することを目指しています。

その他、団体外の人にも食について考えて頂けるようなイベント (ICU Healthy Meal Contest … ヘルシーメニューの写真をInstagram やTwitterに投稿していただくフォトコンテスト)も企画しています。

Voice Up JAPAN

ジェンダー・セクシュアリティー・国籍・宗教関係なく誰もが過ごしやすい安全なキャンパスと、誰もが声を上げやすい社会を作ることをビジョンとしています。 イベントや勉強会の開催を通しICU⽣やキャンパスを訪れる⼈に現代の社会課題を伝えている。また、安全で協⼒的な環境を作ったうえで声を上げ、意思表明をするようエンパワーしています。 そして、署名活動やロビー活動、平和的デモなどを通して社会に変化をもたらすことを⽬指しています。

Snack × Action= Snaction

食の問題に対する無関心からくる食品ロス等の問題に、お菓子を食べているときのワクワクした気持ちで、社会を一歩前に動かすという想いを持って活動しています。 元々「捨てられてしまう食品で、子どもとお菓子の家を作って食べたら楽しいのでは?」という発想から生まれたこの団体。 2021年度は新型コロナウイルスの影響で、お菓子の家づくりを実現することはできませんでしたが、 余剰アルファ化米を用いたレシピの考案および販売や、食糧問題をテーマにした子供向けオンラインイベントの開催、 地産地消に焦点を当てたレシピの考案などを行いました。今年度は地産地消や食品ロスに関するイベント開催を予定しています。

研究×SDGs

■SDGs:#3すべての人に健康と福祉を、#11住み続けられるまちづくりを
李勝勲(イスンフン)・上級准教授(言語学)はWHOに関するコロナの情報を少数言語、非公用語を含む多言語に翻訳し、次のウェブサイトに掲載しています。
詳細はこちら

このプロジェクトは東京新聞や朝日新聞でもとりあげられ、言語に関する資料のデータベースであるISRLNにも掲載されました。 このプロジェクトに関する論文はこちらからご覧いただけます。

本学博士後期課程の学生と共同で執筆した関連する論文は、教育研究所の紀要『教育研究』64号にも関連研究が掲載されています。
論文はこちら

■SDGs:#7エネルギー
ヒッツェル、エクハルト上級准教授(物理学メジャー)は再生エネルギー、省エネエネルギーに関するワークショップ「Sustainable University Development」をもとに以下の論文を執筆しています。
E. Hitzer, G.C. Kimura, M. Shukuya, A. Takeuchi (eds.), Foreword by P. Hastings, 持続可能な 世界のために For a Sustainable World, Bookmundo Osiander, Tuebingen, 2021, 286 pp., paperback, ISBN: 9789403631431.

■大学としてSDGs大学連携プラットフォームにも参加しています。

貴学の魅力・特色を
教えてください!

ICUは、さまざまな学問分野に触れ、自らの興味・関心を見極めていく「リベラルアーツ教育」を実践しています。 一学部・一学科の中に、文系・理系を問わず、31のメジャー(専修分野)があり、入学後に専攻を選ぶことができます。専攻を決定したあとでも専攻以外の分野も自由に学ぶことができ、 専門性を深めながら多角的な視点を身に付けることができます。 自分と社会のつながりを問い、常識を疑う「なぜ?」という視点を常に持ちながら学ぶことによって、世界のさまざまな課題を解決へと導く力を養います。 31のメジャーには、伝統的な文学・政治学・教育学・物理学など以外にも、学際的な環境研究、平和研究などがあります。 少人数教育の維持に努めており、教員対学生の比率は1:19。対話重視の授業を行っています。
また、日本語と英語のバイリンガル教育を基本とし、日英両語による国際性を重視した教育を行っています。 主に高校まで日本語で学ばれた方には入学後、英語の語学プログラムをスキルに合わせて履修します(英語で学ばれてきた方は日本語の語学プログラム)。 このことにより、1クラスに多様な仲間が出会う環境になっています。 世界37か国への留学制度や、サービス活動を通して学びを深めるサービス・ラーニングの活動も充実しています。

どのような学生を
求めていますか?

まずはアドミッションポリシーをこちらからご覧ください。 広い関心をもち、自ら問いをたてられる方、多様な仲間と対話しながら、さまざまな人びとが安心して暮らせる世界をつくることに貢献したい方をお待ちしております。 理系×英語を実践したい方も歓迎です。高校では、いままで関心がなかったテーマの新書などを読むことなどを通じて「考える訓練」をしてみてください。

高校生の皆さんに
メッセージをお願いします!

自分と異なる価値観の人びとや異文化に触れられるというだけでなく、「世界中の意欲的な人びと」があなたの仲間になって、共に学ぶ・・・。 そこで得られる経験と、あなた自身の成長を想像してみてください。

高校生が参加できる
SDGsの企画はありますか?

現在はコロナ禍ということもあり、高校生が参加できる企画はありませんが、高校生から校内でのSDGs推進活動や企画を進める上での相談があり、 情報提供などサポートをしています。コロナが収まった時には、他大学や高校など、SDGs推進活動で繋がり、高大連携・協働して活動を広げていければと考えています。

入試情報

高校での活動を評価する入試制度例 総合選抜制度では、書類選考と面接により、受験生の多様な能力を全人的に見て判定したいと考えています。 自らの積極性、意欲、社会的関心、多種多様な才能や経験、視点を志願者が十分にアピールできる選抜方法です。 高校の成績、自己活動歴と自己分析、推薦状の他に、英語能力を証明する書類と小論文、自主研究や理数探究の成果の要約、 もしくはIB の課題論文(Extended Essay)の概要と成果の検証のいずれかを提出していただき、志願者の学業、課外活動、芸術、スポーツ、奉仕活動などを通して志願者の資質を慎重に審査します。 好奇心が旺盛で、柔軟な思考を持ち、与えられるだけの教育では満足できず、社会的関心を深め、世界的な視野を持ちたいという学生にぜひ応募いただきたいと考えています。
最新の入試情報 入試情報サイト

大学情報

大学名 国際基督教大学
学部一覧 教養学部
アドミッション
ポリシー
ICU は、世界人権宣言の原則に立ち、「責任ある地球市民」として世界の平和と 多様な価値観を持つ人々との共生を実現するためにリベラルアーツ教育を実践しています。献学以来、その名に示されるように、国際性への使命、キリスト教への使命、学問への使命を掲げて、「行動するリベラルアーツ」の伝統を築いてきました。グローバル化する現代の社会でこの理念を実現してゆくために、 ICU では日本全国および世界各地からの次のような資質を持つ学生を求めています。

・ 文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力
・ 的確な判断力と論理的で批判的な思考力
・ 多様な文化との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力
・ 主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力

日本あるいは世界各国の教育制度で、文系・理系にとらわれず幅広く学び、各教科・科目の基礎知識を関連づけて行動する知性へと変革する能力や外国語によるコミュニケーション能力を備えていることを重視します。自己と世界の変革に挑戦するさまざまな可能性に満ちた学生を受け入れるため、 教養学部では多様な選抜方法と多元的な評価尺度による入学者選抜を実施して います。
キャンパス所在地 東京都三鷹市大沢3-10-2