貴学のビジョンや方針と
SDGsの関連性を教えて下さい！

千里金蘭大学の建学の精神「学び、人の役に立つ」は、金蘭会学園が110年以上前から受け継いできたものです。 この精神は、多くの女性が社会に出て活躍するようになった、まさに現代の日本にふさわしいものです。 栄養学部・教育学部・看護学部の３学部３学科はすべてSDGｓに関連する学部学科構成になっています。 どれも命のある人に関わる職種であり、千里金蘭大学では「命の大切さ」を尊び、人への優しさの心も培える教育を行っています。

学部を超えた学び
「持続可能社会論」

千里金蘭大学では「栄養学部」「教育学部」「看護学部」の学生が学部を超えてともに学ぶ授業を用意しています。 貧困・飢餓・教育・エネルギー・環境・経済などSDGｓの課題を解決し、社会をいかに持続させていくか、解決策をグループでディスカッションし、 ポスターにまとめてプレゼンテーションします。自分の専門分野とＳＤＧｓの果たすべき役割について考えています。

きんらん保健室
ひだまり

「きんらん保健室 ひだまり」は、2020年1月に発足した地域の皆さまの健康増進に貢献できる人材育成のために、 千里金蘭大学の教員と学生が企画・運営して地域の皆さまの健康増進サポートを担うことをめざした団体です。 益財団法人吹田市健康づくり推進事業団と吹田市が主催するイベントなどにも参加し活動の場を広げています。

「おいしく食べきる」
を広める

栄養学部ではおいしく食べきって食品ロスを削減するために、スーパーで売れ残りがちな食材を使ったレシピの考案、 チラシやポップの作成・設置・配付、セット売り、食事アドバイスなど、消費者に向けた啓発活動を企画し、実践しています。 2021年度には『“もったいないやん！”食の都大阪でおいしく食べきろう』学生プロジェクトにも参画したりと活動しています。

「子どもの支援の
あり方」を
考える

教育学部では、4年間子どもに会い続ける現場体験を実施しています。 吹田市と連携した遊びのサポーター活動や学内での保育施設を使用した保育活動など、目の前にいる子どもの様子から、子ども支援のあり方や、学校と地域とのつながりを考え、 必要な支援のあり方を体験的に学んでいます。

食の生産から
消費までを実体験
「学内農業体験」

食と栄養のプロ・管理栄養士をめざす学生が食の生産を体験する試みとして2022年度から学内農業体験がスタートしました。 土作りから行った畑に野菜の苗を植え、学生が水やりや間引きを行い収穫。収穫した野菜は調理まで行っています。

貴学の魅力・特色を
教えてください！

◇2023年4⽉、「栄養学部」「教育学部」「看護学部」の3学部3学科へ。

◇進路指導教諭が評価する大学「面倒見が良い大学」でランクイン。
株式会社大学通信調べによる各大学のランキングにランクイン進路指導教諭が評価する大学「面倒見が良い大学」で”近畿女子大学4位””大阪全大学7位”にランクインしました。

◇実就職率近畿⼥⼦⼤学4年連続1位。過去16年間の就職率97.4%
すべての学科で毎年安定した⾼い就職実績を実現しています。実就職率は”近畿⼥⼦⼤学4年連続1位”、就職率は”過去16年間で97.4%”です。 各学科の専⾨性に合わせて、早期から将来を⾒据えた多様なプログラムを実施し、個別の就職相談にも⼒を⼊れ、職員が学⽣⼀⼈ひとりの希望や課題を共有したうえで、 きめ細かく親⾝なアドバイスを⾏っています。

◇現場体験を重視した学び。不安を解消でき、将来につながる学びを展開
社会とリンクした学びで、センスとスキルを磨く。栄養学部では、ゼミで栄養を学ぶ4年間を展開。 ⾃由なテーマで学ぶプロジェクト型学習「実践ゼミ」など、⾷に関する多彩な学びにチャレンジできます。 教育学部は、4年間通して⼦どもたちに会い続ける現場体験を積み重ねることができます。0歳〜12歳の⼦どもたちへの実践を繰り返しながら成⻑できます。 看護学部は、地域や提携病院・実習病院との連携により実践的な授業を展開。模擬患者参加型授業や1年次夏の早期体験実習などを通して、患者さんから信頼される看護職者へ成⻑できます。

◇1年次から現場を体験。地域・⾃治体・企業・⼩学校・病院などとの連携
すべての学科で、1年次から学外の⽅と関わる機会があります。栄養学部は、⾃治体や企業の課題を解決するために商品開発や⾷品ロスの啓発活動などを⾏います。 教育学部は、地域や⼩学校と連携し、1年次に⼩学校での先⽣体験や学内の⼦育て⽀援事業「⾦蘭おやこクラブ」で親⼦と関わりながら先⽣として成⻑できます。 看護学部は、地域や提携病院・実習病院との連携により、1年次夏の早期体験実習など早くから現場に関わることができます。 また、提携病院である住友病院や市⽴豊中病院をはじめ、⾼⽔準の医療を体験できる実習施設で⾃らの看護観や将来のビジョンを形成するためにふさわしい学びができます。

どのような入学生を
求めていますか？

千里金蘭大学は、「栄養」「教育」「保育」「看護」の分野でさらなる専門性の拡充と実践的な学びを展開するため、 2024年に生活科学部・看護学部の2学部3学科から、栄養学部・教育学部・看護学部の3学部3学科へと生まれ変わりました。

各分野に積極的に興味・関心を持つ人はもちろんのこと、他者との関わりを大切にし、協働・協力しながら物事に取り組める人を求めています。

高校生の皆さんへの
メッセージ

自ら学び、人の役に立ち、人への優しさをもった女性に。

千里金蘭大学の建学の精神「学び、人の役に立つ」は、金蘭会学園が110年以上前から受け継いできたものですが、この精神は、 多くの女性が社会に出て活躍するようになった、まさに現代の日本にふさわしいものだと思います。
本学は2023年4月に開学20周年を迎えましたが、自分の知識や技術を高めたいという気持ちから自主的に学び、自分の夢を描き、様々な人と出会い、 そして社会や人に役立てられるような女性を育成することをめざしています。 2022年に大学院看護学研究科を開設し、2023年には女性が社会で大きく羽ばたける栄養、教育、看護の3学部体制として出発しました。 今後は、3学部で各々の学問を修練するに留まらず、3学部が連携した共通のカリキュラム、たとえば疾患を抱えた子どもの育成・支援などを開設していきたいと考えています。
みなさんが管理栄養士、小学校教諭、幼稚園教諭、保育士、看護師、保健師、助産師、 さらには養護教諭、栄養教諭、将来的には子ども療養支援をめざす非医療職として、社会で活躍できるように本学で研鑽していただきますが、 どれも命のある人に関わる職種であり、「命の大切さ」を尊び、人への優しさの心も培ってほしいと願っています。

学長　福嶌 敎偉