[ぼらぷらSDGs小論文]

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『身近なコンビニとあふれる廃棄』

小論文

『身近なコンビニとあふれる廃棄』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私はコンビニの店舗数を減らすべきだと考える。
 コンビニは今では身近で便利なものとなった。基本的に24時間営業であり、日用品から食品まで必要なものが何でも揃う。
 しかし沢山の廃棄が生み出される場所である。様々な種類のお弁当や気軽に食べられるおにぎりやサンドウィッチがあるが一日2,3回補充され沢山の廃棄が出る。食品の中でもとくにホットスナックは店舗で作られてから6,8時間で廃棄される。接客などに追われている間作っている暇はないからと一度に大量に作る店舗もある。しかし売れなければ廃棄登録されそのままゴミ箱に捨てられる。それが日本中合わせて5万6000軒近くの店舗で行われていると考えるとたった一日でもすごい量の食品が廃棄されていることになる。日本の食料廃棄の約5%を締めていると言われているとまで言われている。最近では大手コンビニチェーン店が地球環境保全のために廃棄物削減の取り組みを発表しているが、いくら発注数を減らしても廃油のリサイクルを行っても今のコンビニ数では日本の人口に対する食品廃棄量はなかなか減らせない。店舗数を減らすとしても大手コンビニチェーン店同士が協力し合うなどの必要が出てくる。更に、コンビニでの廃棄量の現状について利用者が知り、コンビニ本部自体の考え方も変えていかなくてはならない。コンビニでは見切りするより廃棄した方が本部が儲かるシステムになっているという。自分や自分の家族、スタッフのためにも売上を確保することは大切だがそれ以上に地球温暖化が進み数十億年後にはなくなってしまうという地球のことも考えなくてはならない。
 今、日本の外を見れば戦争や国の中での格差の影響でお米一粒も食べられないという人がいる中で日本ではコンビニに限らず沢山の食品が廃棄されている。必要以上のものがあふれる日本は本当に豊かな国であると言えるのだろうか。今日本で廃棄されている食品が困窮している人々に渡せたら何千人もの生活が助けられるにも関わらず日々あふれるように出る廃棄に加担しているという自覚を持って生活していかなければならない。その最初の第一歩となるのが身近なコンビニの廃棄であるはずだ。そのため私はコンビニの店舗数を減らすべきだと考える。

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