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国際協力用語集ワード詳細

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ノルウェー開発協力庁
Norwegian AGEncy for Development Cooperation / NORAD

ノルウェー外務省の組織であり、気候環境省とも連携して、政府の援助資金が適切かつ有効に使われるように調査報告を行っています。

NORADの主な仕事は5つあります。まず他の援助機関と共に、開発援助に関して外国の機関に専門的な助言を行います。そのために、支援国の健康や福祉、教育、気候変動、環境問題、エネルギー問題、人権問題に精通したノルウェーの団体を選び、実際の支援事業を行ってもらいます。第2に質の高い支援事業が確実に行なわれるよう調査を行います。資金の不適切な使用や支援国の腐敗や資金流用があっては支援が発展につながらないからです。そのためマニュアルを作成し、理念や事業のプロセス、方法、ガイドラインなどを明確にしています。第3に、貧困国の市民団体や教育機関、産業に支援金を交付します。これらは、外務省およびノルウェー大使館を通じて行われます。第4にノルウェーの援助の情報を提供します。援助が多くの人々のに役立っているという研究結果があるにもかかわらず、資金がどのように使われ、事業がどのように結実したのかは、多くの国民に伝わっていないのが実情だからです。5番目に、資金援助が行われた事業の評価をします。この評価が公平かつ適切に行われるよう、外部の専門家に委託します。評価は開発協力の結果の報告書を作成し、将来に向けての経験をまとめ、専門家やノルウェー国民に公表します。

たとえば環境部門では、気候変動枠組み条約(UNFCCC)に沿って、ネパールやブラジルに植林する事業に援助しています。健康、福祉部門では、インドの乳幼児の死亡率を下げるために設立された子どもと妊婦のためのインド・ノルウェー協会の活動を援助しています。
NORADがこれまでに支援した国は、アフリカのアンゴラ、ブルンジ、エチオピア、ガーナ、リベリア、マダガスカル、マラウィ、マリ、モザンビーク、ナイジェリア、ソマリア、南アフリカ共和国、南スーダン、スーダン、タンザニア、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ、アジア・オセアニアでは、アフガニスタン、バングラディシュ、中国、インド、インドネシア、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカ、東ティモール、ベトナム、ラテンアメリカでは、ブラジル、ハイチ、ニカラグア、中東ではレバノン、パレスチナ、シリア・アラブ共和国です。
 

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