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国際協力用語集ワード詳細

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国際開発協会
International Development Association / IDA

世界銀行のグループの一つで、世界の最貧国(主にアフリカを中心とした81ヶ国)に属する国々への融資・贈与をする支援機関です。

国際開発協会(IDA)は、世界銀行(World Bank)のグループの一つです。IDAは世界の最貧国(主にアフリカを中心とした81ヶ国)に属する国々への融資・贈与をする支援機関として、1960年に設立されており、本部をワシントンに置いています。日本もIDAには設立当初より加盟しています。
IDAは世界銀行のグループの一つである、IBRD(国際復興開発銀行)の姉妹機関として、世界の発展途上国に対して、経済成長支援や生活水準の向上を目的に取り組んでいます。IBRDと同一の職員と組織で構成されており、明確な判断基準とビジョンを持っている点は共通ですが、主な違いは、IDAはIBRDが支援する発展途上国よりもより後発な発展途上国に長期間の無利子、又は、非常に低金利で融資を行っている点です。

これらの資金は主に、教育と医療をはじめ、発展途上国独自の問題でもある、ガバナンスや投資環境の整備等の最重要分野にあてられていることが多く、政策を進行する上で多大な貢献をしています。2014年度までにIDAのプロジェクトは28億人の人々に貢献をしており、単独のドナー基金としては世界最大規模です。
また、IDAは融資や贈与の財源援助を行うだけでなく、教育レベルが十分に足りていない人々に対しても、基礎知識の構築支援をしています。何よりも、各国に直接入り込むことで、現地の状況を深く理解しており、政治に関しても、国家レベルでの助言を可能にしています。これらの活動を通じて、IDAは各国でのプレゼンスを強固にしており、現地での問題や地域開発プロジェクトに対して適切に対応するこちを可能にしています。各セクターで活動している開発援助をスムーズに進行する上でも、IDAはプロジェクトのパイプ役として活動しており、国レベルでの開発プロジェクトの中心として、各国の開発支援をとりまとめてもいるのです。

IDAは1960年の創設以来112ヶ国に対して開発援助をしています。近年、インドなどの飛躍的な成長が見れる国々でも、都市部と地方での格差は激し く、そういった国々に対しても継続的な支援を行っています。新たに浮き彫りになってきた世界的な課題には、政策的なアドバイスと現地での専門知識を用いる ことで、世界の優先課題の解決に取り組み、整合を支援しています。

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