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国際協力用語集ワード詳細

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国連人道問題調整事務所
UN Office for Coordination of Humanitarian Affairs / UNOCHA

国連事務局下の組織の一つであり、人道援助の活動を目的として結成された組織です。

紛争や自然災害の犠牲になっている人びとを援助することを目的として活動を行っています。この組織での災害援助活動を実現するため、世界各国に援助活動を行うための多くのスタッフが存在しています。

UNOCHAが設立されたのは1997年であり、前身となる国連災害救援調整事務局と国連人道問題局が統合されたことにより設立されました。この国連人道問題調整事務所の本部はジュネーブとニューヨークに存在し、さらに世界各国に各地域での活動を行うための拠点が50カ国以上に設けられています。国際連合事務局の一組織としては、UNOCHAに対して与えられている活動のための予算は小規模なものにとどまります。しかし、UNOCHAに対しては、世界各国の政府やあるいは民間団体からの資金援助があり、それによって紛争や災害への人道援助のための活動資金をまかなっています。UNOCHAが目的としている活動内容としては、一つには、国際的な人道支援活動における総合的な調整や戦略の立案があります。紛争や災害が生じた場合に、その問題解決のための全体的なプランを立案します。またさらに、国際社会に対して、紛争や災害で苦しむ人々への人道支援の必要性について、積極的に広報を行います。さらには、人道支援の活動資金調達のために必要となる基金の運営管理も行っています。加えて、紛争や自然災害が生じた場合に現地における情報収集と客観的な分析もUNOCHAが人道支援活動の一貫として担っている重要な活動の一つです。

日本においては、2001年に神戸事務所が開設されました。UNOCHAにおける日本の神戸事務所は、アジア地域の紛争や災害に対する支援のための中心な役割を担っている特徴があります。24時間の体制を敷き、アジアを中心とする人道支援のための情報収集などの活動を行っています。この日本の神戸事務所は、UNOCHAと日本政府や日本の民間団体との間で、互いに協調を行うための橋渡し役としても機能しています。

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