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国際協力用語集ワード詳細

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国連児童基金(ユニセフ)
United Nations Children's Fund / unicef

世界中に住む子供達の生命や健康を保護するために、様々な角度から活動を行っている国連機関です。

世界中に住む子供達の生命や健康を保護するために、様々な角度から活動を行っている国際連合総会の補助機関です。

unicefが組織されたのは、1946年のことです。第二次世界大戦によって被災した子供たちが、親や住む家などを失ったことで、非常に厳しい生活を強いられていました。そのため、戦争に勝った国か負けた国なのかに関わらず、そうした子供達を救うために緊急の支援を行う目的で設立されたのが始まりです。このような背景から、当初の名称では国際連合国際児童緊急基金と呼ばれ、この名称の英語の頭文字からunicefと呼ばれることになりました。
それ以来、unicefは急を要する活動だけに留まらず、世界中の全ての子供達を守ることを通して、子供達の能力や可能性を十分伸ばすことができるよう、政府および地域と連携して計画を練り、活動を行っていくようになりました。国際連合児童基金という名称に変更されたのは1953年のことですが、ユニセフの呼び名で人々から親しまれていたために、ユニセフという呼び名のままで使われています。

unicefの活動地域は、世界の150を超える国々や地域に及び、本部がアメリカのニューヨークに置かれています。支援に必要な様々な物資などを調達して保管するセンターは、デンマークのコペンハーゲンに置かれ、さらにイタリアのフィレンツェには子供に関する色々な研究を行っている施設があります。
世界中の子供達の生命を未来に繋ぐために、unicefでは特に5つの分野で中心的に活動を行っています。1つ目は、幼い子供達の大切な生命と健やかな成長を守っていくことで、予防接種を行ったり栄養不良を改善する対策などに取り組んでいます。2つ目は、子供達を教育する教師を育成したり、全ての子供達が学校に通えるために環境づくりに力を入れています。3つ目は、HIVに関する取り組みを行うことで、若者がHIVに感染するのを予防したり、母子感染の防止や治療の支援なども行っています。4つ目は、児童虐待や労働などで搾取されている子供達を守る活動で、教育活動や心理面でのケアなども支援しています。5つ目は、各国の政府や子供達に関わっている人々全てが「子供最優先」という考え方に基づき、行政を行ったり予算の配分などを可能にするために協力関係を築いていることです。

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