カンボジア
青年海外協力隊スタディツアー
Cambodia JICA Study Tour
1カンボジアついて
カンボジアには1970年代のクメール・ルージュや、その後1990年代初めまで続いた内戦など悲しい歴史もありましたが、それらを乗り越え、発展の道をたどっています。世界遺産のアンコールワットに代表される観光地も多くあり、観光立国としての地位も書き率しています。一方で、上下水道などのインフラの整備、教育・医療・福祉など、取り組むべき課題が多く存在しています。カンボジアの健全かつ持続的な発展のために取り組むJICAを訪れ、は開発・援助・協力などについての理解を深めます。
- 経済成長
- 二国間協力
- インフラ
2カンボジア 青年海外協力隊スタディツアーの意義
このスタディツアーでは、カンボジアにおけるJICAの取り組みについて学びます。JICAとカンボジアの関わりは深く、なんと青年海外協力隊が最初に派遣された国の1でもあります。プノンペン市内のODA視察ツアー、JICA事務所訪問、青年海外協力隊の活動視察など、カンボジアにおける日本の取り組み様々な角度からスタディします。また、3つの異なる特徴を持つ都市に訪問ながら、1つの国を多角的に理解しましょう。
- 訪問
- 理解
- 観光
3ツアー中の訪問先について
1トゥールスレン博物館
元々は高校だったところを、クメール・ルージュ時代には収容所として用いられました。今では博物館として、当時の様子を訪れた人々に伝えています。虐殺された人々の写真が展示されていたり、拷問道具や独房などは当時のまま残っています。また、この場所は、「世界平和の発信地になるように」という願いをこめて、JICA草の根技術協力事業を通して、沖縄県平和祈念博物館が展示方法などについて支援を行いました。
2キリングフィールド
ポル・ポト政権下に大量虐殺が行われた場所です。プノンペンにあるそれは、カンボジアの中でも一番大きなキリングフィールドです。敷地内では今も土の中から骨が出てくることもあるそうです。大人だけではなく、小さな子ども、赤ちゃんまでが犠牲になりました。思わず目を背けたくなるような現実を見つめながら、平和について考えましょう。
3独立記念塔
カンボジアは、1863年~1953年までフランスの支配下にありました。1958年、フランスからの独立を記念して建てられたのが、この独立記念塔です。特徴のある形は、アンコールワットの中央部分をイメージしているようです。毎年、独立記念日には国王や首相が出席、セレモニーが催され、亡くなった人々を弔います。
4ODA視察ツアー
JICAカンボジア事務所にて概要説明の後、車でプノンペン市内の無償資金協力で建設された施設を回り、ODAについての理解を深めます。途中、国立輸血センターに臨床検査技師として活動されているシニア海外ボランティアの活動視察もあります。JICAカンボジア事務所の方から直接お話しをお伺いできる、とっても貴重な機会です!
5JICAカンボジア事務所
JICAの概要、カンボジアにおける日本の支援について理解を深めます。カンボジアの安定した経済成長と均衡のとれた発展のため、ハード面ではインフラ整備や農業振興など経済基盤の強化、ソフト面では保健医療や教育など社会開発の促進、法制度整備などガバナンスの強化を重点的に支援しています。事務所にはJICAプラザという資料を閲覧できるところもありますので、見逃すことが無いよう知識を深めましょう!
6青年海外協力隊の活動視察
コンポントム州観光局が管轄している貧困削減と持続可能な観光のプロジェクト推進のため、同州の観光の現状を調査、観光情報を整理し、発信したり、観光案内所の運営管理を支援する活動に取り組まれています。草の根で現地に貢献する青年海外協力隊。現地での生活、やりがいや課題について、お話を聞きながらたくさん質問もしてみましょう!
7農村地帯で活動するNGO
この団体は、セメントバッグや魚の餌が入っていた袋をバッグやお財布などに作り変えて販売しています。全て村に住むお母さん達が手作りをしている、とってもデザインの凝った品質の高い商品です。作りては貧しい家庭の女性がほとんどで、様々な家庭の事情を抱えていますが、このリサイクル商品の製作を行うことで収入を得ることができています。見学後に、気に入ったものがあれば購入いただくこともできます。
8アンコール小児病院
1999年、日本のNGOが設立した小児病院です。「治療を必要とするすべての子どもたちにいかなる差別も無く、必要かつ効果的な医療を真心込めて提供する」という使命に基づき、日々病気の子どもたちの治療をおこなっています。途上国は、先進国だったら命取りにならないような病気で命を落とす子どもたちがいるのが現況です。そうした現実に取り組む小児病院。病院の設立の経緯やカンボジア医療の課題などを理解します。
9孤児院
カンボジアには、多くの孤児院があります。生活難で家を追い出された子ども、両親の育児放棄により孤児院で生活する子どもなど、理由は様々です。その中で、自分や周りの成長のために勉強する子どもたち。学校にも通っているので、宿題をしたり、英語などの外国語を勉強していいます。親の愛情をなかなか得にくい子どもたちに、みなさんで笑顔の花を咲かせましょう!
4オプショナルツアー
アンコール・トム、タ・プロム、アンコールワットでの夕日鑑賞、かんボジアの伝統芸能アプサラ・ダンスを見ながらの夕食!ツアーの最後をアンコール遺跡でしめくくろう!
5みなさまへ
戦後の復興を遂げるために様々な支援を受け、発展を遂げてきた日本。そのノウハウを使ったJICAのODA支援の現場を巡り、直接現場で活躍するJICAの方々にお話を聞ける機会は、他では決して得られない貴重な経験になるはずです。全く異なった顔を見せる3都市を周遊し、カンボジアを大局的に知れるのもこのプログラムの魅力です。きっとみなさんの次の一歩が見つかる旅になりますよ♪